雑誌『Cut』、坂本龍一のアートワークなど手がけた中島英樹の展覧会 福岡で始まる

雑誌『Cut』(ロッキング・オン)、坂本龍一のアートワークなどを手がけた中島英樹氏の展覧会「HIDEKI NAKAJIMA : MADE in JAPAN.TOKYO, KSU edition」が9月20日から、九州産業大学美術館(福岡市)で始まる。2022年の没後、初の展覧会となる。会期は11月3日まで。

Artwork & Art Direction:John Warwicker / Design:Nakajima Design

中島氏は雑誌『Cut』、坂本龍一の書籍やCDジャケットをはじめ、幅広い分野で数多くのアートディレクションとデザインを手がけてきた。2021年には、30年におよぶ仕事の中から自ら厳選した作品群を『HIDEKINAKAJIMA:MADE in JAPAN』と題する一冊にまとめた。

2022年の没後初となる本展は、2019年にイギリスで始まり、2021年に北京での開催を最後に途絶えてしまった巡回展「HIDEKI NAKAJIMA:MADE in JAPANTOKYO 展」の流れを踏まえながら、同書の収録作品を中心にデザイナー人生における代表作などで再構成する。

中島氏が大切にしていた「若い世代にデザインを伝えたい」という想いを受け継ぎ、デザインを学ぶ学生により近い形で届けられるよう、大学美術館での開催となった。

キービジュアルは、生前に親交が深かったクリエイティブ集団「tomato」の創立メンバーであるジョン・ワーウィッカー氏が手がけている。

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