団子からハンバーガーに移行する「月見商戦」 マック、モス、ケンタッキーが仕掛ける戦略

例年以上の盛り上がりを見せる

10月6日の十五夜に先駆け、9月8日には国内で約3年ぶりの皆既月食が観測され、お月見への期待感は一層高まっている。お月見のお供といえば月見団子が定番だが、近年ではファストフードが存在感を強めつつある。キユーピーが2024年9月に実施した「お月見に関する意識調査」(全国10〜70代の男女1400人)によると、「お月見の時期に食べたいもの」では団子(75.2%)に次いでハンバーガー(25.9%)が挙げられた。特に30代男性ではハンバーガーが45.1%と最も高かった。若い世代にとって「月見=卵入りのハンバーガー」というイメージが根づきつつある中、ファストフード各社は様々な施策で商戦に臨んでいる。

写真 人物 ケンタッキーは「なかやまきんに君」を起用してキャンペーンを展開

ケンタッキーは「なかやまきんに君」を起用してキャンペーンを展開

日本ケンタッキー・フライド・チキンは「とろ~り月見」シリーズ全4種を8月27日から数量限定で販売している。今年はたまご好きに向けたキャンペーン「人類たまご化計画」を展開し、CTO(Chief Tamago Officer)として、たまご好きを公言するタレント「なかやまきんに君」を起用した。その一環として、目玉焼き風オムレツを3段重ねた「トリプル月見バーガー」を一部店舗で先行販売(8月20日~9月2日)された。

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