鉄と日常生活との接点を強調
日本製鉄は10月1日、俳優の川口春奈、木戸大聖、子役の阿部久令亜が「3きょうだい」として登場するテレビCMシリーズ第3弾の放映を開始した。「無機質」なイメージを持たれがちな鉄鋼業の印象を払拭し、鉄素材を身近に感じてもらうことを目的としている。最新作では「フェスティバル」や「しりとり」といった題材を通じて、鉄の特性を表現している。
川口春奈、木戸大聖、阿部久令亜の「3きょうだい」が出演する「しりとり」篇
同シリーズは「世界は鉄でできている。」というキャッチコピーで2023年から展開。第1弾「朝の体操」篇、「落書き」篇、「おねだり」篇から始まり、2024年に第2弾「製鉄所見学」篇、「ステキなクルマって」篇、「缶が好き」篇を公開。一貫して「鉄は身近で、可能性に満ちた素材である」というメッセージを、生活者の目線で伝えることを意識している。
CMによって企業姿勢を伝えるだけでなく、「製鉄所」「鉄鋼業」という堅い印象を超え、身近なところで鉄が関わっていることを訴求できたとしている。CM効果は社員や取引先に留まらず、放映後には学生のエントリー数が倍増するといった成果も見られるという。
コーポレートコミュニケーション部の菊池佳代部長は「鉄を愛する3きょうだいの日常生活に寄り添ったストーリーが、『鉄に親近感を持てた』『鉄が環境にやさしい素材だと初めて知った』といった声につながった」とコメントした。
