平均より少し頑丈な女の子・岩田朔英と、か弱い男の子・神城光輝。小学生の頃、神城の笑顔にひとめぼれした朔英だったが、細くて小さかった神城は、中学生になると、爽やかイケメンに成長し、遠い存在になってしまった。そんななか、中学最後の体育祭で一緒になり、心の奥にしまってきた初恋が動き出す——。
TBSテレビは10月2日から、TBS系28局にてテレビアニメ『太陽よりも眩しい星』の全国同時放送を開始した。放送スタートを記念し放送開始に先駆け、9月29日からスペシャルビジュアルとムービーを池袋と札幌の2地点で掲出・上映中だ。
アニメの聖地ともいえる池袋では、JR池袋駅北改札外にあるJR東日本 池袋駅 パノラマ池袋Aで「ひとめぼれ」×「初恋」×「幼なじみ」をベン図にした問題風の広告を掲出。
池袋に掲出された問題風のグラフィック。©河原和音/集英社・「太陽よりも眩しい星」製作委員会
西武鉄道池袋駅 地下改札前の西武鉄道池袋駅スマイル・ステーションビジョンC-2では思わず青春時代に思いを馳せてしまうような横断幕とスペシャルムービーを上映している。©河原和音/集英社・「太陽よりも眩しい星」製作委員会
さらに本作の舞台となる札幌では、札幌市営地下鉄の全線・全車両の中づり6カ所の片面をジャックした。©河原和音/集英社・「太陽よりも眩しい星」製作委員会
アニメは1クールに非常に多くの作品が放送・配信されるため、初回放送前の認知拡大・選択肢入りが重要だとされている。
同社は少女漫画が原作の本作において、ストレートに打ち出すと新規層の獲得が難しいと考えた。そこで、作品の設定である「ひとめぼれ」「初恋」「幼なじみ」に着目し、全国1万人にその3つの掛け合わせで恋人になる確率を調査。
調査の結果、それが「0.09%」という希少な数値だったことから、この数値をフックに作品ファン以外も振り向かせることを狙ったという。
プロモーションは原作ファンを意識してアプローチすることで、ファンがSNS上で発話し、その界隈全体へと伝播させるよう設計。「普段は少女漫画原作のアニメをあまり観ないような層にも振り向いてもらうことを特に目指した」とTBSテレビ コミュニケーションプランナーの遠西高幸氏は話す。
今回、黒板をモチーフにしたビジュアルなど作品の親和性も意識しつつ、幅広いターゲットにも振り向いてもらうべく、あえてアニメ要素を減らし、数値や文字、図を中心としたクリエイティブにする方針に。
また「0.09%」という数値が、作中にも使われている「ムリめの恋に挑戦してみようと思う」というワードともリンクしていることから、本ワードをOOHやSNSキャンペーンのキーワードにするなどして一貫性も持たせたという。
「原作ファンの方には初回放送前から少しでも熱量をあげてもらい、少女漫画原作にあまりなじみがない方にも、作品が認知されることを期待しています。作品自体は老若男女問わず楽しめる内容となっているので、岩田朔英という主人公が挑戦する”ムリめの恋”に共感しながらも、ぜひアニメを楽しんでもらえると嬉しいです」(遠西氏)。

スタッフリスト
企画制作
オリコム、TBSテレビ、ラフグラフィックス
ECD+企画+STPL+Pr
遠西高幸
CD+Pr
齋藤朱里
AD
團野慎太郎
D
吉村多恵、柴田凪紗
| 演出 | 堂脇和奏(ティザー/サイネージ) |
| AE | 三橋孝弘、吉本天志、川合京平 |
| 掲出 | JR 東日本 池袋駅 北改札外 パノラマ池袋A・西武鉄道池袋駅スマイル・ステーションビジョンC-2/横断幕・札幌市営地下鉄 中づりポスター片面ジャック・西武鉄道池袋駅スマイル・ステーションビジョンC-2(9/29~10/5) |



