ラーメンのCM?と思いきや、中高年層の悩みに応える「こってり、たっぷり」の目薬のCM

ロート製薬は、9月25日に「Vロートゴールド40」の新CM「こってり、たっぷり」篇のオンエアを開始、公式YouTubeで公開した。

「あっさり、ふつう、こってり、たっぷり」と書かれたメニューを見て悩む客。すると、カウンターの中から白衣を着た男性が「お客さん、お好みは?」と聞くと、「えー、私こってり、たっぷり」。すると、次々と「こってり、たっぷり」を注文する客が…。一見、ラーメン屋かと思うようなその店で提供されるのは、最大濃度、最大容量の目薬「Vロートゴールド40」だった…。

Vロートゴールド40「こってり、たっぷり」篇

「今回の商品『Vロートゴールド40』のユーザーをさらに増やすために、カテゴリへの関与が薄いなんとなく目薬を買っている人をターゲットにしたCMを作りたいというお題をいただきました」と、クリエイティブディレクター/CMプランナー 福田晴久氏。

「Vロートゴールド40」は、中高年層やパソコン操作などによって疲れがちな人の目の悩みに着目した目薬だ。

「ターゲットを考えると『What to sayは極力シンプルにすべき』と考えました。そこで、Vロートゴールド40の商品特徴を詳細に伝えるCMではなく、『全ての有効成分が最大濃度配合』『最大容量(たっぷり20ml)』という2点に絞って訴求するのがいいのでないかと考えました」

そして、チームで企画する中で「最大濃度」で「最大容量」を、「こってり、たっぷり」と表現し、ラーメン屋のようなシチュエーションで訴求するのはどうか?というアイデアに辿り着いた。

「今回はオンエアがWeb媒体中心ということで、飛ばされないように見てもらうためのインパクトも重要だと考えていましたので、『ラーメン屋と目薬』という一見関係なさそうなものを組み合わせる表現を考え、提案しました」

今回のCMで重視したのは、「インパクトと分かりやすさ」。そして目指したのは、「流れてきてもスキップされないテンポいいCM」だ。演出は、井上拓真監督。

「あえて音楽は入れず、セリフとカットで15秒を勢いよく走り抜けるようなCMを目指しました。ロートさん史上、最も叫んでいるCMではないでしょうか(笑)。井上監督の一枚画を突き詰める、画ヂカラディレクションとも、非常に相性がよかったです」

今回の企画を振り返って、福田氏は「狙いをしっかりご理解いただき、ロート製薬さんとしては非常にチャレンジな企画を選んでいただいたと思います」と話している。

スタッフリスト

企画制作 電通、ギークピクチュアズ
CD、企画、C 福田晴久
企画、C 森昭太
AD、企画 小路翼
Pr 中田晃生
PM 菊池柚貴
演出 井上拓馬
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カメラマン 幸前達之
照明 久保田圭
スタイリスト 野中沙織
ヘアメイク 佐藤こもも
編集(オフライン) 吉田蓮歩
編集(オンライン) 原田賢介
カラリスト 平田藍
ミキサー 吉田玲一
SE 成田明人
キャスティング ヤマウチトモカズ
AE 鷲尾尚哉、吉永紗弥香
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