15周年のInstagram  AI活用で広告の費用対効果を大幅改善 クリエイターの収益化も推進

AIを中核にした機能拡充も推進

SNSプラットフォーム「Instagram」は、10月6日にローンチから15周年を迎えた。月間アクティブアカウント数は全世界で30億を突破。日本における月間アクティブ利用者数も、2019年に3300万アカウントを記録して以降、右肩上がりで成長を続けている。Metaの日本法人であるFacebook Japanは10月7日、Instagramの15周年を記念したメディア向けラウンドテーブルを開催し、AIを中核に据えた今後の戦略を明らかにした。

Facebook Japanの味澤将宏社長

Instagramは、2010年10月6日に創業者のケビン・シストロムとマイク・クリーガーの2人によって、iPhoneアプリとしてローンチ。当時はスマートフォンのカメラ性能が高くなく、通信速度も遅い時代であったが、アプリ内で完結するスムーズなアップロード体験と、画素数が高くなくても美しい写真に仕上げられるフィルター機能で高い評価を得た。

「Facebook」や「Twitter」など他のソーシャルサービスへシームレスに共有できる機能も、ユーザーの支持を集める要因となった。

2016年に開始した、24時間で投稿が消える「ストーリーズ」機能は、気軽に投稿できる点が評価され、特に日本ではエンゲージメントの高い機能として定着。2017年には「インスタ映え」が流行語大賞を受賞し、消費行動に大きな影響を与えるプラットフォームへと成長。その後、2018年にはECサイトと連携したショッピング機能、2019年にはブランドコンテンツ広告機能を発表し、2020年には短尺動画機能「リール」も導入した。

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