三井不動産は、2026年2月にエリア最高層の約160メートルの高さの複合高層ビル「表参道Grid Tower」(東京・港)をオープンすると10月2日に発表した。トレンド・文化への感度が高い表参道・青山エリアで個々のアイデアや才能が交わる場所となることを目論む。高層階に賃貸住宅を配置、中層階にはロンドン発の会員制クラブ「Soho House」が日本初進出、下層階にオフィス、1階には物販・飲食の4店舗が入居する。
Soho Houseは1995年にロンドンで誕生した会員制クラブで、クリエイティブ業界で働くプロフェッショナルのための交流の場として設立された。ロンドンのソーホー地区にて、アーティスト、デザイナー、映画製作者など、クリエイティブな分野で活躍する人々が集う場所としてスタート。その後、ニューヨーク、バルセロナ、香港、イスタンブールなど、世界中に拠点を広げて、現在では世界46ヶ所で、ホテル、レストラン、スパ、ワークスペースなどを備えた複合型の会員制クラブとして展開している。今回、日本へ初進出となる。表参道・青山エリアがクリエイティブな人々を惹きつける場所であることから表参道 Grid Towerへの出店に至った。2025年夏より会員募集を開始し、2026年春の開業を予定する。
左からクラブラウンジ、レストラン、クラブバー
Soho House CEOのアンドリュー・カーニーは「東京は、クリエイティブでエネルギーに溢れ、そして文化的な深みのある都市であり、まさにその魅力をSoho House Tokyoで表現したい。東京のアート、音楽、ファッション、食、テクノロジーと領域を超え、またローカルとグローバル、伝統と革新という多彩なコミュニティを一つの屋根の下で結びつけていきたい」とコメントを残している。





