経営不振に揺れる日産、横浜F・マリノスやTOKYO FM安部礼司はどうなる?

横浜国際総合競技場(日産スタジアム)の命名権について横浜市長から再検討を要請されるなど揺れる日産自動車。同社が長らくスポンサードしているのが、サッカーJ1の横浜F・マリノスとTOKYO FMの一社提供番組『NISSAN あ、安部礼司~BEYOND THE AVERAGE~』だ。

横浜F・マリノスは、1972年創部の日産サッカー部を前身とする。1993年のJリーグ創設時からの「オリジナル10」の一つとして名を連ね、日産は50年以上にわたって支え続けてきた。しかし、日産の業績が2025年3月期に6708億円の赤字となり、再建を図るためリストラや工場閉鎖など経営のスリム化が進められ、スポーツ事業への影響も必須の状況だった。本拠地・日産スタジアムの命名権も所有する横浜市に対して、現状の半額以下となる年間5000万円で契約を申し入れ、また2014年に資本提携したイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスターシティなどを擁する英シティー・フットボール・グループとのグローバルパートナーシップ契約の解除も発表されていた。

こうした中で、横浜F・マリノスの扱いが注目されていたが、日産は10月3日に声明を発表した。声明では「横浜F・マリノスの筆頭株主であり続ける」と述べ、クラブや地域との関係を維持する意向を示した。

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