NEXXUSがHANA起用の理由 公開後2週間で再生300万超

7人組ガールズグループ「HANA」の出演が話題となっている、ヘアケアブランド「NEXXUS(ネクサス)」のWebCM。9月26日の公開から2週間足らずで累計再生数(オーガニック検索)は300万回を超え、SNSでは「初のヘアケア広告出演」「HANAの新しい表情」といった投稿が拡散。フルリニューアルしたブランドのキーメッセージ「質感記憶」を伝える狙いがある。

「歌やダンスをあえて排除」し新たなHANAを

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングによるNEXXUSの新WebCM「質感記憶 ver.」。HANAメンバーのナレーション「髪は、その瞬間の私を写す」で始まり、12種類の花々に囲まれた空間で7人それぞれの髪と表情を映す。「色を選んで、私を描く。ひとつとして同じじゃない、鮮やかな質感。」など、メンバー自身が多様な髪の個性を語り、最後は「美しさは、儚いから、記憶せよ。イマの私を。」というコピーで締めくくられる。

NEXXUS Web CM「質感記憶 ver.」(100秒)

電通クリエイティブディレクターの新田氏は「HANAの輝きを描く上で欠かせない“花”をモチーフに、ブランドの香料にも使われている花を多く取り入れた」とした上で、制作の狙いについて「CGを活用して蕾が開く瞬間を描き、7人それぞれの美しさが咲くようにした」と話す。

特に「MVやライブとは異なるHANAを見せる」ため、「歌やダンスをあえて排し、絵画のような世界を目指した」と新田氏。音楽もメンバーごとに調整し「曲調や音数、音色を7人それぞれで変え、個性を音でも表現した」という。ナレーションも7人の異なる髪の質感を、それぞれの言葉で表している。

また、ブランド担当者はHANAを起用した理由について「NEXXUS は40 年以上の髪のダメージ研究を通じて女性の自信を支えてきた。確かなスキルをもとに、自分たちの美しさを磨き輝き続けているHANAの姿に共感し、共に新しい自信をつくりたいと考えた」と語る。

WebCMの公開に合わせ、東急田園都市線の渋谷駅に屋外広告も展開。JR札幌駅、地下鉄大通駅(札幌市)、仙台駅でも同様に展開し、WebCMと並行してデジタル広告も配信している。

渋谷駅に掲出された屋外広告。田園都市線地下1階・道玄坂改札口付近の地下通路にB0×15連×2段を10月6日〜12日に掲出

NEXXUSは1979年、米国で創業。髪の約9割を占めるタンパク質に着目した研究を継続し、日本には2023年に上陸。累計販売は約630万個(ユニリーバ出荷実績、2023年3月〜2025年6月)に達している。

今回のリニューアルでは、ダメージケアとカラーヘアケアの2シリーズを展開。「質感記憶」をキーメッセージに、「思い通りのしなやかな髪をキープする」ことを訴求している。想定ターゲットは、「生活の中で、より質の高い製品を賢く選びたいと考えている消費者」。日々忙しい中でも、自分の髪の仕上がりに妥協したくない、理想の仕上がりをかなえたい層に定めている。

スタッフリスト

企画制作 電通+電通ランウェイ+ギークピクチュアズ+アドブレーン
CD 新⽥翔吾
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AD 遠藤⽣萌
企画+C 杉本翔⼦、⻑⾕川輝波
コンテンツプロデューサー 松岡明⽇⾹
D 中村有希、蜷川友梨
CPr 尾島理紗、⼩柏ゆう
Pr ⾕村直泰(WebCM)、佐藤憲将(GR)
PM 仙波実、小林拓路(WebCM)、五道ひとみ(GR)
演出 佐渡恵理
撮影 ⼤野裕樹、間仲宇(GR)
照明 嶋村ヨシタカ
美術 内藤愛
フラワースタイリスト 渡辺なお
振付 ホナガヨウコ
プロップスタイリスト 牧野 梨沙(GR)
編集 ⾼柳あゆみ(オフライン)、本⼭努(オンライン)
レタッチ ⾸藤智恵(GR)
CG 岩崎皐平(プロデューサー)、髙橋陸(デザイナー)
録音 佐藤悠
音楽 ⼭⽥勝也
ST 服部昌孝
HM 椎名⿓太郎
CAS ハカックエリナズ、小宮朋実、武田俊一
PR 廻万里菜、友成咲良、高須美穂
AE ⻄原遼、村井⽇奈⼦
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