10月1日に乃木坂46のBlu-ray/DVD「YUUKI YODA GRADUATION CONCERT」が発売された。今年2月にみずほPayPayドーム福岡で2日間開催した与田祐希の卒業コンサートを収録したものだ。
パッケージは与田さんのサイリウムカラーである赤と緑をベースに。
「与田さんといえばヤギ。今回もオープニングに本物のヤギが登場し、続く1曲目でも与田さんはじめメンバー全員がヤギに扮した演出が目を引きました。さらに舞台やグッズにもヤギがふんだんにあしらわれていたことから、ヤギがこのコンサートで最もメモリアルなモチーフになり得ると考えました」と話すのはデザインを手がけたNKCNさん。
パッケージ全体をヤギの顔に見立て、与田さんのポストカードをくわえているようなデザインに。「与田さんはご実家のエピソードをはじめ、行動や発言もユニークな印象なので、その可愛らしさやチャーミングさ、乃木坂のグループの一員として最後の作品にもなるため、グループの持つ品性や洗練された印象も意識しました」。
パッケージ側面にはヤギの角が。与田さんはヤギ(ごんぞう)を実家で飼っていたこともあり、与田さんのパブリックイメージとしてヤギを思い浮かべるファンも多い。
「完全生産限定“豪華”盤」にはディスクのほか、フォトブックなど幅広い特典が付属。コンサートの写真が数多く使用されている。
盤面には与田さんの面影を感じられるカットを使用。
「色ベタな装いのカバーに対して、中面は与田さんの実写を数多く見せたい狙いがありました。各盤面のデザインは全て写真で構成し、衣装や印象的な演出のシーン、手先、仕草など与田さんの面影を感じられるようなカットを選出しています」(NKCNさん)。
コンサートで撮影された数万点にも及ぶカットを全て吟味。グループ内での与田さんのキャラクターが伝わるカット選びを意識したという。
フォトブックの使用カットもNKCNさんによる選定。
NKCNさんはこれまでも乃木坂46関連のパッケージを手がけており、与田さんについては、『懐かしさの先』『100日目』という卒業関連の楽曲のアートワークから担当。与田さんに関するインプットも時間をかけて行ってきた。
「大所帯だからこそ、一人ひとりの魅力を引き出し主役になれるデザインを。そして、グループが積み上げてきた風格を残しつつ、より進化したデザインを提案できるよう意識してきました。今回はデビュー当時に遡ってブログを読み込んだり、過去資料や作品を観るなどして与田さんを知り、与田さんの魅力を人一倍感じることが出来たことが、良いクラフトに繋がったのかなと思います」。

スタッフリスト
企画制作
ソニー・ミュージックソリューションズ
AD+D
NKCN
D
岡本和華、長濱愛望、跡部千隼(SKG)





