「広告って、学生にどう見られていますか?」——。そんな問いから始まった、虎ノ門広告祭の学生記者たちによるオンライン座談会。広告業界への就職を控える学生から研究者の視点で広告を捉える学生まで、多様なバックグラウンドを持つ5人が集まった。
彼らは日々、無数に流れてくる広告をどう見ているのか。そして、クリエイターたちの祭典である虎ノ門広告祭で、何を学び、何を得たいと考えているのか。Z世代のリアルな視点から語られる、広告への本音と未来への期待に迫ります。
彼らは日々、無数に流れてくる広告をどう見ているのか。そして、クリエイターたちの祭典である虎ノ門広告祭で、何を学び、何を得たいと考えているのか。Z世代のリアルな視点から語られる、広告への本音と未来への期待に迫ります。
広告メディア研究者志望から来春に広告会社に就職する学生まで
──本日はお集まりいただきありがとうございます。まずは皆さんの自己紹介と、今回、学生記者に応募した理由を教えてください。原
:東京大学3年の原です。自分は広告業界で働きたいというよりは、大学での研究者のようなキャリアを考えています。広告が社会にどのような影響を与えているのか、未来の社会づくりにどう貢献しているのかという点に興味があり、研究視点で広告について考えたいと思い応募しました。特に
「社会を変えるのは、広告か?それ以外か? 社会派アイデアを世に放つクリエイターが集結。 社会課題×クリエイティブの最前線」
のセッションに関心があります。
中澤
:同志社大学2年の中澤です。僕はもともと広告が好きで、虎ノ門広告祭の開催を知ってすぐに申し込みたいと思いました。きっかけは小学生の時に見た「そうだ 京都、行こう。」のCMです。埼玉出身なのですが、そのCMの美しさに惹かれて京都が好きになり、今、京都の大学にいます。今回は、第一線で活躍されている方の生の熱量や雰囲気を肌で感じたいです。取材したいセッションは
「蓮沼執太・若林恵と共に聴く、未音源化作品を含む名曲たち【公開リスニング】坂本龍一の広告音楽」
です。音楽と広告の関係性について気になっているので、蓮沼執太さんや若林恵さんの解説が楽しみです。
上野
:慶應義塾大学SFC4年の上野です。大学では、都市の景観に馴染むよう、三角コーンを苔で覆う「苔コーン」の研究をしています。僕も広告が好きで、インターンで体験づくりの企画に携わったり、広告会社で生成AIのリサーチをしたりしていました。だから

