マガハ80周年「マガジンハウス博」始まる、銀座から世界へ「IPの宝庫」アピール

マガジンハウスは10月10日から、東京・銀座で創業80周年を記念したイベント「マガジンハウス博 “銀座から世界へ“」を開始した。Ginza Sony Parkとコラボレーションした企画で、会期は10月25日まで。

「マガジンハウス博 “銀座から世界へ“」内部の様子。歴代各誌の表紙やマガジンハウスの「これまで」と「これから」をカテゴリごとに展示した「マガジンハウスのA to Z」などが展開されている。

イベントでは、歴代表紙の展示「マガジンハウスの80 年表紙展」のほか、『POPEYE』『Tarzan』などのメディアとマガジンハウスにゆかりのある著名人によるイベントを開催。

多彩な雑誌が持つ世界観を五感で体感できる空間として表現し、単なる回顧展に留まらず、来場者が参加しつつ、同社が持つ80 年の歴史と未来をつなぐコンテンツを展開している。

photo_Takemi Yabuki(W)
登壇した鉄尾周一代表取締役社長。発表の冒頭で、「マガジンハウスは、1945年に銀座に創業して以来、34誌の雑誌を創刊。他にも書籍やデジタルを通じ、時代に残る、オリジナルなコンテンツをつくり続けてきた」と話した。

10月10日に開催されたメディア先行内覧会では、鉄尾周一代表取締役社長が登壇。本イベントの概要と共に、今後の展望について説明。「銀座から世界へ、共感を届ける」を新しいビジョンとして掲げ、「グローバル展開」と「IPを活用した新しいビジネス」の2点に挑戦していくことを発表した。

「日本の雑誌文化を世界へ」マガジンハウスのグローバルビジョン

「グローバル展開」については1945年から培ってきた編集力・企画力を武器に日本の雑誌文化を世界に広げていくことをビジョンとして提示した。

事例として、『POPEYE』のInstagramはフォロワー約80万人いるがその半数が外国のファンのものであることや、韓国のバーチャルアイドル「PLAVE」を起用した特集『anan』が海外のネット書店で完売・海外初の重版となったことを挙げた。

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