競合先行のアロマビーズ市場で巻き返しを図る花王、洗濯市場シェアトップの王者が示す勝算

独自技術が強みの「ハミングフレア アロマビーズ」

花王は11月1日に、ビーズ型の洗濯用香りづけ剤「ハミングフレア アロマビーズ」を発売する。洗濯用香りづけビーズは、洗濯時に使用することで衣類などに香りを付けるための製品で、液体柔軟剤と併用することで、長時間香りを持続させることができる。同社によると、ビーズ剤市場は近年、年110%以上の成長を示しており、従来の洗剤・液体柔軟剤・漂白剤に続く新たな洗濯アイテムとして存在感を高めている。

11月1日に発売する「ハミングフレア アロマビーズ」

すでに競合製品が先行しており、花王は出遅れた形となる。同社は独自技術による付加価値で巻き返しを図る。イメージキャラクターに起用した石原さとみが出演するテレビCMを10月16日に放映開始。CMの世界観を体験できるポップアップイベントも東京・渋谷で10月30日~11月10日に開催。2030年に向けて、ビーズ市場での金額シェア25%、柔軟剤市場での金額シェア30%、ファブリックケア事業の売上金額を2025年比115%(グローバル計)とする目標を掲げている。

「ハミングフレア アロマビーズ」は、同社の柔軟剤「ハミングフレア」シリーズの新商品。「きらめく香りが100日続く」「花王独自の溶けやすさ」「洗濯中の色あせ防止」の3つの特長を持つ。

圧倒的な溶けやすさは、特許出願中の「フレグランスポケット製法」によって実現。ビーズ1粒1粒に無数の隙間をつくる構造で香り成分を閉じ込めつつ、水分がすばやく浸透する仕組みで、香りが洗濯全体に広がる。

「おしゃれ着コース」や「手洗いコース」などの弱い水流でも溶け残りにくいほか、洗濯ネットも使用可能。匂いが気になる衣類と一緒に洗っても快適に使える点が特徴だ。

従来の柔軟剤に使用される界面活性剤のみで洗うと、繊維から色素が剥がれ落ちやすくなるのに対し、アロマビーズが溶ける時に発生するミネラル由来のイオンが染料の離脱を防ぐ仕組みによって、色あせも防ぐことができる。

柔軟剤との組み合わせも自由であり、さまざまな柔軟剤と組み合わせることで、多彩な香りを楽しむことができる。

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