教育現場におけるAI活用の普及を目指す教育AI活用協会と、メタバースやAI開発を手がけるMetaHeroesは、18歳以下の世代を対象とした「U-18 AIチャンピオンシップ」全国大会を、10月10日に大阪・関西万博会場にて開催した。生成AIを活用して実現したいアイデアを募り、会場ではプレゼンテーション形式で発表が行われた。未来のトビラをひらく「こども万博」プログラムの一環として実施された。
予選を勝ち抜いたファイナリストたちが集まり、それぞれの独自視点からAI活用アイデアを発表。審査の結果、名古屋国際高等学校1年の中村奏太さんによる「AIによる技術開発: AIモーション・リカバリーシステム」がグランプリを受賞した。
準グランプリには群馬県立高崎高等学校の竹渕遙希さん・森戸士雄さんによる「応援したい人を応援するアプリ」が選ばれ、そのほか優秀賞2件、特別賞には津市立上野小学校5年の市野嘉一さんによる「AIは友達 〜絵本を通して伝えたい〜」が選出されるなど、各賞が表彰された。
大会実行委員長の橋本竜平氏は「児童・生徒たちのプレゼンテーションからは、日々の好奇心や情熱が形となり、社会に新たな視点と希望をもたらす力を感じた」とコメント。AIを「学ぶもの」から「使いこなすもの」へと進化させる若い世代の姿が印象的だったという。
全国大会当日の様子
受賞結果
グランプリ
「AIによる技術開発: AIモーション・リカバリーシステム」
名古屋国際高等学校 中村奏太(高1)
準グランプリ
「応援したい人を応援するアプリ」
群馬県立高崎高等学校 竹渕遙希(高2)・森戸士雄(高2)
優秀賞
「Dr.みまもりくん ~異常検知モデルを用いた自然会話からの認知症早期発見~」
群馬県立高崎高等学校 吉ノ薗陽向(高3)
「\Speak English, Change the World/ 仲間とAIで挑む社会貢献」
yukAI English Club
上田愛心(高2)・若山友信(高2)・髙井創羽(高2)・小林那奈美(高1)・渡邊千遥(高1)・大和田真瑚(高1)・宇野瑛翔(高1)
特別賞
「AIは友達 〜絵本を通して伝えたい〜」
津市立上野小学校 市野嘉一(小5)

