吉本興業が芸人70人出演のSDGsショートムービー38本を公開、3日で撮りきった制作の裏側

2017年、SDGsがまだ日本国内にいまほど浸透していなかった頃。吉本興業は国連広報センターと協力し、SDGs啓発ムービー「SDGsについて考え始めた人々」を制作した。全27本の動画には、FUJIWARA藤本敏史さん、トレンディエンジェル斎藤司さん、ジミー大西さん、ケンドーコバヤシさん、おかずクラブ、千鳥ら人気芸人が出演。レトロな喫茶店を舞台に、コンビの枠を越え、ショートコント風にSDGsを語り、話題を集めた。

それから8年。SDGsのゴール達成まであと5年を見据えた今年、吉本興業は「2030年までのラスト5年間というこのタイミングで、もういちど世の中に呼びかけたい」という思いから、前作に続き、新たに動画制作に取り組んだ。それが、2025年8月19日から公開が始まったショートムービー「世界を救う〆切せまる。for SDGs 2030」だ。

実データ グラフィック

「2017年から取り組んでいるSDGsについて、2030年までラスト5年間となった今の時代にふさわしい、新たな啓発動画を作りたい、それを大阪・関西万博で、国連パビリオンと連携して実施するイベント等でも放映したい、というお話でした」と、クリエイティブディレクター 大石タケシ氏。

2017年の「SDGsについて考えはじめた人々」に続く施策である今回のキャンペーン、クリエイティブチームはメッセージをきちんと伝えるべく、メインコピーとタイトル、両方を兼ね備えた言葉から考え始めた。まだ、世の中が認識していない「SDGsが残り5年でGOALを迎える」という事実を知ってもらい、アクションを起こしてもらいたい。そのコトバとして、コピーライターの魚返洋平氏が考えたコピーが、「世界を救う〆切せまる。for SDGs 2030」だ。

そこから、津田可南子氏、當麻和香子氏、藤原慶太氏、そして魚返氏の4人のコピーライターとプランナーが、芸人たちがSDGsについて語る会話やストーリーを書きあげた。だが、企画を開始した時点では、制作本数も、出演芸人の人数もまったく決まってはいなかったという。結果として、予告篇を含め39本ものショートムービーが完成。いずれも味のあるレトロな喫茶店が舞台、そして2人の芸人が登場する。

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