秋の過ごし方を指して「食欲の秋」「スポーツの秋」などのフレーズが定着しているが、近年は「睡眠の秋」にも注目が集まっている。9月3日は「ぐっ(9)すり(3)」の語呂合わせで「秋の睡眠の日」に制定されている。これは2011年に日本睡眠学会と精神・神経科学振興財団が、睡眠や健康への意識向上を目的に定めたものである。OECDの調査で日本人の睡眠時間が先進国で最短とされる中、秋の夜長を質の良い睡眠に充てようという機運が高まっており、この「睡眠の日」に合わせて各社がさまざまな取り組みを展開している。
ヒツジのいらない枕は銭湯とコラボ
シリーズ累計販売100万個を超える大ヒット寝具「ヒツジのいらない枕」の開発・販売をする太陽(東京・目黒)は、9月1日から30日までの期間に原宿の銭湯「小杉湯原宿」との共同企画「ヒツジのいらない睡眠月間」を開催した。
9月3日の「秋の睡眠の日」に合わせ、銭湯という癒しの場から、より良い睡眠を見つめ直すきっかけを届けたいという想いから実施。期間中は、「ヒツジのいらない〇〇」をテーマに、入浴・香り・ドリンク・読み物など、五感を通じて“眠りのスイッチ”を押す企画を展開した。