2025年のハロウィン市場は1600億円に
日本にハロウィンが入ったのは1970年代と言われている。その後1997年に川崎市の仮装パレードと東京ディズニーランドのハロウィンイベントが初開催されて、一気に定着した。SNSの普及も追い風となり2000年代後半には、子どもだけでなく若年層を中心に人気になっていった。2020年代にはコロナ禍で一旦落ち着いたものの、行動制限が解除された2024年以降はまた盛り上がりを見せている。
「仮装やコスプレ」「お菓子やスイーツ」「レストランやカフェの特別メニュー」「テーマパークや商業施設のイベント」など各社がハロウィン商戦に乗り込み、インテージの調査では2025年は1673億円の市場規模になると推計している。2025年に実施された各社のハロウィン企画を紹介していく。
定番のハロウィン仕様のTDLやUSJ
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは、9月16日から10月31日までの期間(10月1日から10月15日は除く)、スペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」を開催する。期間中はキャラクターの全身仮装で入園が可能で、SNSでは“Dハロ”と親しまれ、多くのファンやコスプレイヤーが詰めかける。
東京ディズニーリゾート公式サイトより
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、2011年の「ハロウィーン・ホラー・ナイト」の初開催以来、長年にわたりハロウィン関連企画を実施してきた。2025年は“正気なんか、失え。”をテーマに、恐怖が増幅した「ストリート・ゾンビ」と恐怖が熱狂へと変わる「ゾンビ・デ・ダンス」を開催する。またコスメブランドKATEとの初共創による新アトラクションやサーティワンアイスクリームをゾンビが占拠するコラボイベント、大阪・関西万博への「ハロウィーン・ホラー・ナイト」の出張イベントを実施するなど、活動領域を広げている。
