今年4月下旬にFRUITS ZIPPER真中まなさんの生誕祭に合わせて東急プラザ表参道「オモカド」のエントランスが真中さんのメンバーカラーである「空色」に染まり、さらに近辺も約50カ所にポスターが掲載されて原宿一帯がジャックされたことがXで話題となった。
さらに6月中旬には、JR新大久保駅からほど近い大型モニターに韓国の人気音楽グループ「BTS」の映像が流れたり、所属事務所HYBE(韓国)の周辺ではラッピングバスが走り、兵役義務で2022年から活動中止していたBTSの完全復活を待ち望むファンは歓喜の渦に包まれた。アイドルやアーティスト、キャラクターの誕生日やライブの開催など特別な瞬間を祝う「応援広告」。街中や駅構内で見たことがあるのではないだろうか。
お誕生日の終わりぎわに一瞬だけ😭🫶🫶🫶 pic.twitter.com/3bQZr0XFAI
— 真中まな(FRUITS ZIPPER) (@manafy_fz0422) April 23, 2025
どっひゃぁぁぁ😭
びっくりすぎて息ひゅってなった😭
人生の中で25歳がいちばん幸せだったし、
26歳がもっと幸せになる気がしかしない!
みんなのことも、私と一緒に今まででいちばん幸せな1年にするよー!!!本当にありがとう😭😭😭🩵 https://t.co/9aKU68S9gR
— 真中まな(FRUITS ZIPPER) (@manafy_fz0422) April 21, 2025
「応援広告」は別名「センイル(お誕生日)広告」と呼ばれ、2016年頃に韓国で発祥した“推し活文化”である。ファンが主体となって計画・出資して街中に広告を掲出するところが特徴である。応援するアイドルやアーティストを祝う気持ちの共有や推しの存在をより多くの人に認知してもらうことを目的として企画するファンが多い。アイドル文化が盛んな韓国の地下鉄駅内で多く見られる応援広告は、日本では2019年から徐々に見られるようになった。韓国で人気のアイドルオーディション番組の日本版が放送されたことを皮切りに、韓国の“推し活文化”が日本で一気に広まった。
「推し活・応援広告調査2024」(ジェイアール東日本企画調べ)によると、応援広告の売上予測は約769億円に達し、2023年と比べると約2倍に増加。これは屋外広告・交通広告の広告費4487億円(2024年電通「日本の広告費」)の約17%に相当する。また、「応援広告に関する実態調査」(INFORICH調べ)によると、応援広告を出したことがある人は推定35万人になり、今後は143万人に急増すると予想されている。
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今後さらなる市場の拡大の裏で、著作権の問題や掲出までの集金トラブル、媒体社・広告会社へのデザイン入稿・審査のやりとりなど、さまざまな壁を乗り越える必要がある。
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