発売後から“声優界隈”で話題の「特水」 WebCMに佐倉綾音・日笠陽子が登場

サントリー食品インターナショナルは10月21日に新発売した機能性表示食品「特水」のWebCMを、10月31日より各種SNSで公開した。

本施策では「特水」役を佐倉綾音さん、「特茶」役を日笠陽子さんが演じる。舞台はコンビニのオープンケース。新参者の「特水」がこわごわと売場デビューする様子や、人間に選ばれて“特水タイム”に突入する様子など、複数パターンのショート動画がX・Instagram・TikTokで展開されている。

声優ファンに届く“関係性”設計

同ブランドアカウントでは、ティザーとして10月24日、「来週の金曜日、声優の方お二人を起用したWEBCMを公開します。」と投稿。29日・30日には、それぞれ「特茶好きの声優・Sさん」「特茶好きの声優・Sさん好きのHさん」という文言で、「スイスイスイ…」「チャチャチャ…」と声をチューニングする動画を公開し、声優ファンの期待を高めた。

佐倉綾音さん、日笠陽子さんの両名は以前所属していた事務所の先輩・後輩関係で、現在もラジオ番組『日笠・佐倉は余談を許さない』(文化放送他)で共演中。生まれたての商品である「特水」を赤子に見立て、「特茶」と先輩・後輩のような関係を醸しながら、無機質なペットボトルが生き物のように愛おしくみえるように工夫を凝らしたという。

“特水タイム”のBGMにはアニメ『バジリスク~甲賀忍法帖~』の主題歌、陰陽座「甲賀忍法帖」を起用。選ばれた瞬間に「♪水の様に優しく」とサビが流れる演出は、2017年以降に流行したネットミームを引用したもの。

発売後に見えてきた“偶発的な接点”

ティザーから声優ファンの期待を醸成した今回のWebCM。しかし、「特水」は発売直後、思わぬ形で“声優界隈”との接点を得ていた。

きっかけは、声優・千葉翔也さんによるXの投稿だ。10月21日、「特水」の写真とともに「これから声優業界で流行ります 予言」とポストしたところ、ファンや声優仲間が反応し、公式アカウントも「予言ありがとうございます!!特水、お送りさせてください!!」と引用リポスト。その後もさらに拡散し、11月4日時点で2.9万いいね、2000リポストを超えている。

サントリー食品インターナショナル ブランドマーケティング本部の伊藤正明氏によれば、千葉さんによる投稿は完全な偶然であり、CM施策とは無関係だったという。

もともと「特茶」は“首都圏のビジネスパーソンが平日に購入する”という購買データがあり、通勤動線上の屋外広告などを積極的に活用してきた。その方針を踏まえ、「特水」でも同様にブランド立ち上げのコミュニケーションを設計していたが、千葉さんの投稿をきっかけに、「声優業界や音楽業界など、声を使う人々の水需要が見えてきた」と伊藤氏は語る。

先述のラジオ番組『日笠・佐倉は余談を許さない』では、11月4日の放送からタイアップを記念した「“特”別コーナー」もスタート。SNS上では現在も、「特水」の購入報告や“界隈”の投稿が続いている。

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スタッフリスト

企画制作 CHOOCOLATE、GEEK PICTURES
CD まるそう
企画 小野寺正人、小板橋瑛斗
D 本間あや
SNS投稿用動画編集 Shawhit Lynn
CAS 山中琴美
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BP 西口滉、山崎郁
PR 土屋涼
PM 伊藤彰汰
演出 伊勢田世山
撮影 金芳明
照明 岡﨑雄也
美術 河野朋美
本編集 中村祥一
MA 福田実希
出演 佐倉綾音(特水役/ラジオCM)、日笠陽子(特茶役)


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