東京都と東京都歴史文化財団が運営するデジタルテクノロジーの活用を推進する活動拠点「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」は12月13日、渋谷から原宿に移転しリニューアルオープンする。
ティザーサイトに公開されたコンセプトビジュアル。
「CCBT」は、アートとデジタルテクノロジーを通じて人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点として、2022年10月に渋谷東武ホテル地下2階に開所。デジタルテクノロジーを使った新たな表現や作品づくりに取り組める施設内のラボやスタジオを提供してきた。アーティスト、デザイナー、研究者、技術者など、多様な専門性や視点をもつプレイヤーが集う場を創出することを目的としている。
原宿でのリニューアルオープンにあたっては、「CCBT」の年間テーマである「これからのコモンズ」を多角的に探求するプロジェクトから、展示、公演、トーク、ワークショップなど、多彩なイベントを開催する。
「都市は、想像力を要求する。」をキャッチコピーに、都市やテクノロジーをはじめとする日々変化を続ける身の回りのさまざまな事柄を、これまでと異なる視点を持って捉え直すことを提案し想像力に働きかけることを開所の目的としている。
オープニングイベントの中核プログラムには、「個人がいかに都市や公共空間のなかでメッセージを発するかという問い」のもと、ストリートカルチャーの思想や歴史などを参照し制作するアーティスト・コレクティブ「SIDE CORE」による、「越境」をキーワードにした特別展示が予定されている。
またあわせて、オープン初日となる12月13日には、「CCBT」初となる音楽イベントを開催。共同キュレーションのパートナーとして、音楽家、美術家、DJとして活躍する小松千倫氏が起用されている。
さらに、リニューアルオープンに向けた試みとして、ティザーサイトにて、誰でも都市を画材に遊べるツール「Urban Ink」を公開した。
「Urban Ink」イメージ。好きなパーツをブラシ化することで都市を画材として遊ぶことができる。
スマートフォンで撮影した写真やイメージから、好きなパーツをブラシ化し、都市を画材にしてWebブラウザ上で絵を描くことができるというもの。「Urban Ink」及びオープニングに向けた広告コミュニケーションのアートディレクションは、クリエイティブチーム「NEW Creators Club」が担当している。

関連記事


