オイシックス・ラ・大地は11月3日から、創業から25年の歩みを「アート」で表現する取り組みを開始した。同社が本社を置くゲートシティ大崎の共有部の他、エントランスや食堂で11月24日まで展示される予定。
本企画は、創業25周年を記念し企画されたもの。作品を見た社員が、同社の企業理念である「食の社会課題をビジネスの手法で解決する」を実現する当事者意識を持つきっかけとなることを狙いとしている。
アーティストの中﨑透氏によって制作されたインスタレーション。
ゲートシティ大崎に設置されたインスタレーション。食に関わる「つくる人」、「食べる人」、「届ける人」の想いや繋がりが表現されている。
今回掲示される作品は、アーティストの中﨑透氏による「《25歳の地図》〜美しい夢、果てしない坂〜THE MAP OF 25 – Beautiful Dreams, Endless Slopes -」。
中﨑氏が、創業者である高島宏平代表取締役社長や社員、生産者、顧客から同社にまつわるエピソードを聞き取り、それらを基に思い出の品々やエピソードを内包したインスタレーションを制作した。
今回の施策の目的について、同社の広報担当者は次のように説明する。
「当社は創業以来、M&Aなどを通じて事業規模を拡大してきました。連結従業員数が4万人を超え、社員のバックボーンの多様化や、社歴の浅い社員の割合が増加する中で、大切にしてきた価値観や企業としての姿勢を改めて共有することが重要ではないかと考えました」。
これまで同社では2017年に新潟県十日町市で開催されている「大地の芸術祭」とコラボレーションをするなど、アートとの関わりを重ねてきた。抽象的なアートは、見る人それぞれの解釈を許容するからこそ、同社の歴史や企業理念を深く、そして直感的に伝えることができると考えたという。
11月24日までの展示期間中にはマルシェやトークイベントなども開催予定。
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