「もう電車乗っちゃうの?グッズも買わずに?」「目が合った気がします。グッズでも買います?」――大阪・関西万博の閉幕から間もなく1カ月。夢洲駅の大型サイネージで4月から展開していたミャクミャクの「グッズ買っての舞」広告は10月末で終了したが、その続編ともいえる集中貼り広告が11月3日、大阪市内に登場した。
阪急 大阪梅田駅(京都線・神戸線 梅田1〜3階壁面パネル)。©Expo 2025
場所は大阪市内の主要駅内7カ所と近鉄南大阪線内。いずれも公式グッズを扱うオフィシャルストアへの送客が目的で、ミャクミャクの「圧の強い」アピールは健在だ。デザインは6種で、どこから見てもミャクミャクと目が合う仕様。場所ごとに一部のコピーを書き分けた。
まずは「MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店」のオフィシャルストア最寄り、阪急大阪梅田駅に11月3日から16日まで掲出中の広告を見てみよう。
ミャクミャクならではのカメラ目線とぷりっぷりの質感
夢洲駅の広告に続き、クリエイティブディレクターを務めたのは堀靖幸氏。「商魂たくましいミャクミャクの“かわいい圧”はそのままに、場所に合わせた多様な圧コピーとビジュアルでアプローチ。見た人にツッコんでもらえる余地を大切にしながら表現を詰めていきました」と経緯を話す。
阪急 大阪梅田駅(京都線・神戸線 梅田1〜3階壁面パネル)。
中でもこだわったのが、どんなポーズのミャクミャクを登場させるか。アートディレクターを務めた杦本翔吾氏によると、2025大阪・関西万博マスターライセンスオフィスの担当者と話し合いながら、アングルやポーズを決めていった。
Osaka Metro 御堂筋線 新大阪駅。
「デザインはできるだけシンプルにしつつ、ミャクミャクの感情を出すために、影の処理など漫画的な手法も取り入れています。特に意識したのは“目”。目がいっぱいあるので、なるべく多くの目がこちらを見ていたり、お辞儀しながらジロリと見ていたり、しっぽまでこちらを見ていたりと、ミャクミャクならではのカメラ目線を探りました。立体感もかわいさのポイントなので、ぷりっぷりの果実のような質感を意識しました」(杦本氏)。
この他の掲出場所と近隣のストア、各所独自のコピーを用いた広告は次のとおり。
・Osaka Metro 御堂筋線 新大阪駅(11/3~16)、JR西日本 ターミナルジャンボ 新大阪駅(11/10~23)
※JR新大阪駅 エキマルシェ店
・近鉄南大阪線 中づりポスター、JR西日本ターミナルジャンボ 天王寺駅・京橋駅(11/10~23)
※あべのハルカス店
・JR西日本 ターミナルジャンボ大阪駅桜橋(11/10~23)、JR西日本 大阪駅桜橋アベニュー(11/17~30)
※大丸梅田店
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スタッフリスト
CD+企画+C
堀靖幸
企画+C
福田晴久、可児なつみ
AD
杦本翔吾、笠風音、河原吉雄
| D | 深井智佳、山本将平、佐藤絢香 |
| Pr | 日色裕樹 |
| 撮影 | 森恒河 |
| レタッチ | 畑尾拓 |
| AE | 市川俊郎、萩原佐季、田村充司 |
| 出演 | ミャクミャク |
| 2025大阪・関西万博マスターライセンスオフィス | 西村宣浩、畑中靖史 |













