心斎橋PARCO創業5周年 パルコの広告の歴史を総括する巡回展を開催

パルコは11月14日から、心斎橋PARCO 14F「PARCO GALLERY」にて、パルコの歴代の広告表現を通覧できる展覧会「『パルコを広告する』1969 – 2025 PARCO広告展」をスタートした。会期は同30日まで。

グラフィック 「『パルコを広告する』1969-2025PARCO広告展」ポスター

グラフィック 「『パルコを広告する』1969-2025PARCO広告展」ポスター

同展は2023年11月に渋谷PARCOで、2024年に広島PARCOと名古屋PARCOで開催。2025年に入ってからは、松本、札幌でも開催しており、今回は6都市目の巡回展となる。心斎橋PARCOは 11月20日に開業5周年を迎えることから、その記念キャンペーンの一環で企画された。

会場は「2000年以降」「1990年代」「1980年代」「1970年代」と4つの年代をさかのぼっていく構成で区分されており、展示するポスターや CMは、エリアごとにそれぞれ 2人のゲストキュレーターを招き、対談形式で選定していった。

「モデルだって顔だけじゃダメなんだ。」(1975年/AD:石岡瑛子/C:長沢岳夫/撮影:横須賀功光)。

「モデルだって顔だけじゃダメなんだ。」(1975年/AD:石岡瑛子/C:長沢岳夫/撮影:横須賀功光)。

 「昨日は、何時間生きていましたか。」(1985年/AD:井上嗣也/C:仲畑貴志/撮影:加納典明)。

「昨日は、何時間生きていましたか。」(1985年/AD:井上嗣也/C:仲畑貴志/撮影:加納典明)。

ゲストキュレーターはそれぞれ、1970年代を社会学者の上野千鶴子さんとテキストレーターのはらだ有彩さん、1980年代を美術批評家の椹木野衣さんと編集者の菅付雅信さん、1990年代をミュージシャンの野宮真貴さんと哲学者・小説家の千葉雅也さん、2000年以降をアーティストの布施琳太郎さんと編集者・文筆家の野村由芽さんが担当している。

(1996年/AD:タイクーングラフィックス/C:加藤麻司/撮影:ソフィア・コッポラ)。

「やっぱり、友だちだよね。」(1996 年/AD:タイクーングラフィックス/C:加藤麻司/撮影:ソフィア・コッポラ)。

また、11月15日には、伊藤弘氏、千原徹也氏、草刈洋氏(パルコ宣伝部)によるトークイベント「PARCO の広告 1969-2025」を心斎橋PARCO B2F・特設会場にて開催。パルコにゆかりのあるクリエイターの目線から同社の広告の歴史を時代背景やカルチャーとともに振り返る。当日は14時開始で30分前から入場できる。参加無料。

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「いっそ、美人に。」(1998年/AD:秋山具義/C:糸井重里/撮影:エンリケ・バドレスク)。

「いっそ、美人に。」(1998年/AD:秋山具義/C:糸井重里/撮影:エンリケ・バドレスク)。


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