大みそか恒例の「第76回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が14日に発表された。5人組ダンスボーカルグループ「M!LK」(佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人)が白組として初出場を果たした。M!LKのリード曲「イイじゃん」に合わせ、SNS上では「イイじゃん!」などと祝福する声が相次いだ。
同グループを象徴するフレーズにもなっている「イイじゃん」はCMでも使用され、話題を集めた。7月28日に公開された佐野勇斗が出演した完全栄養食「COMP」のCMだ。
COMPパウダー CM 「朝、COMPでイイじゃん。」篇|佐野勇斗
UHA味覚糖の子会社COMPによる初のテレビCMで、佐野の公式X投稿は330万回以上表示(8月6日時点)、ハッシュタグ「#COMPでイイじゃん」も拡散した。完全栄養食「COMP」のパウダータイプとグミタイプを訴求する内容で、忙しい生活の中で手軽に摂取できる利便性を伝える狙いがある。
CMは楽曲から「イイじゃん」というフレーズを引用している。「朝、COMPでイイじゃん。」篇では、洗面台で髪を乾かしながら「朝ごはん無理だ」とつぶやく女性の背後に佐野が「朝、COMP」と言いながら登場し、パウダーを手に指を鳴らす。「栄養イイじゃん」「振るだけイイじゃん」とリズムに合わせて踊る様子を描いた。
「昼、COMPでイイじゃん。」篇では、オフィスで「ランチ、面倒だな」とつぶやく佐野が引き出しからグミを取り出し「あっ」と声を上げた瞬間、背景が暗転。原曲のMVで話題になった“闇落ち”展開を踏まえ、「昼、COMPでイイじゃん」と歌いながらクラブサウンド調のリズムに合わせて踊る。2本のCMを通じ、日常の異なる場面で手軽にCOMPを取り入れられることを伝えている。
クリエイティブディレクターの竹内史明氏は演出について、「楽曲『イイじゃん』はJ-POP調からサビでテックハウス(クラブミュージックの一種)に切り替わる構成が話題になった。その要素を合気道的に、つまり元曲を使わず特徴だけを取り込み、別表現へ転換する形で再現したことが支持につながったのでは」と分析する。コピーと佐野の動きだけでニュアンスを伝え、COMPの多様な「イイじゃん」(魅力)を直感的に理解できる表現を目指したという。
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