SMNは11月18日、2025年10月度の主要5大都市圏※（地上波25局、BS放送6局）で放送されたテレビCMの放送回数を調査・集計結果を発表した。調査には、テレビCMメタデータシステムを活用。
※5大都市圏：東京、大阪、愛知、福岡、北海道
10月は上位20位中に1位と2位を含む5件のCMが先月比で初登場となり、ランキングが大きく変動する結果となった。各順位の出稿量分析は、表以下のとおり。
1位は、アリナミン製薬の風邪薬「ベンザブロックプレミアムＤＸ」。気温差が激しく、風邪が流行しやすい乾燥シーズンを控え、「鼻・のど・熱・せき」といった症状別に4つの処方を展開する同製品は、大量の広告出稿を実施。また、同社は地上波の各地域とBSの全てのランキングにおいて10位以内にランクインしており、出稿力の強さを見せた。
2位に初登場したLINEヤフーの「Yahoo!検索」は、「日本のことはヤフーに聞こう！」をキャッチフレーズに、タレントの内村光良さんを起用したCM。検索エンジンとしてのシェア拡大を積極的に図った。
5位に初登場したポケモン「Nintendo Switch 2・Nintendo Switch用ソフト『Pokemon LEGENDS Z‐A』」は、次世代機「Nintendo Switch 2」で初のポケモンタイトルとなる点からも、注目度が高くなることから大型出稿。
18位には、かんぽ生命保険の「かんぽの終身保険 新ながいきくん おたのしみ型」が新登場。5年ごとに一時金を受け取れるという特徴を持つ終身保険の訴求を強化した。
9位の東京海上ダイレクト損害保険「東京海上ダイレクト」は、社名変更を経た後も引き続き大規模な広告出稿を維持しています。
また、3位のIndeed Japan「Indeed PLUS」、12位のカカクコム「求人ボックス」など、求人・採用系サービスのCM出稿が複数見られ、高い市場ニーズを示唆している。
