親子向けに啓発する体験イベントを開催
昨今、ECサイトを中心に巧妙な偽物が広く流通している。浄水カートリッジの模倣品や粗悪品に対する注意喚起を行っているのは、住設メーカーのLIXIL(リクシル)だ。間違い探しを通じて親子で模倣品を学べる啓発イベントを有明ガーデン(東京・江東)で開催。CMやWebサイトでも注意喚起を行っている。一方で海外から流入する偽物を完全に防ぐことは難しく、同社は対策に追われている。水栓事業部の佐藤一博グループリーダーに模倣品の現状と対策について聞いた。
左:非純正品、右:純正品
同社は、2024年9月25日に一般社団法人浄水器協会から発出された「浄水カートリッジ模倣品対策強化宣言」に賛同し、模倣品撲滅に向けた啓発活動を継続している。
同社の浄水カートリッジは、以前は家電量販店などでも展開していたが、2020年頃からネットを中心に模倣品が多く出回る状況となったことから、2年前より公式オンラインストアでの扱いに一本化した。
現在、同社の浄水カートリッジ15種類中14種類に非正規品が出回っており、市場では約60万個の非正規品が購入されていると見ている。同社が行った計81件の調査では、すべてが浄水能力を満たしていなかった。
大手ECサイトで販売されている非正規品を検証すると、見た目は正規品とほとんど同じだが、内部構造は異なり、浄水能力は2分の1〜6分の1以下という結果だった。
佐藤氏は「模倣品のほぼすべてが中国からの流入」と説明している。同社では国内で模倣品を含む非正規品が製造されている事実は確認しておらず、模倣品から不当表示品への移行が進む中でも、依然として海外で製造されたものが輸入されていると認識しているという。
