「平日クリスマス マーケット」攻略 モスの上白石萌音CMから見る「前倒し需要」の取り込み策

CMの食卓描写でも、仕事や学校帰りの手軽さを強調

モスバーガーを展開するモスフードサービスは、クリスマスシーズンに向けた「モスチキン」のネット特別予約注文の開始に伴い、新CM「クリスマスにはモスチキン」篇を11月12日から放映している。俳優・歌手の上白石萌音を初起用。今年のクリスマス当日は平日にあたるため、ごちそうの準備は直前の週末に前倒しされる傾向がある。このため、CMは週末への誘導と簡便性を意識した構成となっている。

新CM「クリスマスにはモスチキン」篇

新CMは、クリスマスの温かな団らんシーンを描いた内容。「モスチキン」を頬張る際の「サクッ」という音に合わせ、上白石が英語で歌う「幸せなら手をたたこう」のアレンジ版がBGMとして流れる。上白石の歌声に包まれた幸福感のある時間を、大切な人と「モスチキン」とともに楽しんでほしいという意図が込められている。上白石は「今年のチキンはこれ!」というナレーションでも出演する。

上白石がモスバーガーのCMに出演するのは今回が初。「今年のモスチキンのCMでは、『優しく、温かいクリスマスの団らん』をテーマとしており、上白石さんの心に染み渡るような温かい歌声はまさにそのテーマを象徴する」と、広報担当者は起用理由を説明した。CMのターゲットは30〜40代のファミリー層を中心としつつ、上白石の起用により全世代にアプローチする狙いがある。

上白石の魅力を引き出すため、CMソングには誰もが知る「幸せなら手をたたこう」を、あえて英語詞のクリスマスアレンジで歌ってもらったという。広報担当者は「上白石さんの豊かな表現力と透明感のある歌声が、CMに上質で特別なクリスマスの雰囲気をもたらしている」と話す。

今回の起用によって、「クリスマス期間の短期的な売上最大化」を図るとともに、モスチキンを「クリスマスの温かい団らん」を象徴する商品として長期的に定着させることを目指す。広報担当者は「上白石さんの歌声が、モスチキンを囲む幸せな光景を皆さんの心に深く印象づけることを期待している」と語った。

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