「広聴・傾聴・主張」の3つを意識し、バランスを考えた広報活動に取り組みたい(KDDI・小谷元樹氏)

広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。ULSコンサルティングの浦路 万智氏さんからの紹介で今回登場するのは、KDDIの小谷元樹さんです。
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小谷元樹氏

KDDI
渉外・コミュニケーション統括本部 渉外・広報本部 広報部 報道G

KDDIに入社後、コンシューマ営業として静岡・愛知などの中部エリアのau代理店を担当。2017年に広報部に着任し、法人・個人問わず様々な領域の広報活動のほか、危機管理広報も対応。現在はグループリーダーとして、報道対応全般を統括。

Q1:現在の仕事の内容とは?

KDDIの広報部/報道Gのグループリーダーとして、報道対応業務全般を統括しています。当社のKDDI VISION 2030「つなぐチカラを進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」のもと、通信を中心とした多岐にわたる事業領域の広報活動を通じて、ステークホルダーとのより良い関係を構築し、企業と社会の両方の持続的成長に資する広報活動を実施しています。そのため、メディアの皆さまをはじめとして幅広く情報収集を行い、社会と企業の間をつなぐ「社会の窓」としての役割を果たし、広報力の強化に取り組んでいます。具体的には、メディア対応、プレスリリースの作成、イベントの企画・運営、危機管理広報など、多岐にわたる業務を担当しています。

Q2:これまでの職歴は?

KDDIに新卒で入社後、8年ほど営業職として、静岡・愛知などの中部エリアのauを販売いただく代理店を担当しました。その後、広報部に着任し、ドローン事業の立ち上げ期の広報から、法人/個人向けサービス、スタートアップとのオープンイノベーションなど多岐にわたる事業の広報活動を対応しました。

また、災害・障害時の危機管理広報担当として、通信業界の他企業の広報担当と連携し、通信業界横断となる、周知・広報に関するガイドラインを作成しました。2024年4月からは報道グループリーダーとして、現在に至ります。

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