アクセンチュアは12月1日付で、濱岡大氏(常務執行役員 ビジネス コンサルティング本部 統括本部長)を代表取締役社長に選任した。前任の江川昌史氏は、アクセンチュア代表取締役会長兼アジアパシフィック共同CEOに就任する。
記者発表会にて、アクセンチュア 代表取締役会長 兼 アジアパシフィック共同CEO江川昌史氏(左)と代表取締役社長に就任した濱岡大氏。
濱岡氏は1998年にアクセンチュアへ入社。主に製造・流通本部において、戦略コンサルティングおよび業務コンサルティングを専門領域としてきた。今後10年間、顧客の変革のパートナーであり続けることを見据え、AIをはじめとした新しい技術に対応していくことでさらなる成長を目指す。
11月27日に開催した記者発表会で、濱岡氏は各プロジェクトの成果を高めるためにAIのさらなる活用について言及し、「変革のプラットフォーマー」を目指すというビジョンを掲げた。
「これからさらに変化のスピードが激しくなっていく社会において、よりスピード感をもって企業変革のための成果を提示する必要がある。クライアントが向き合わなければならない課題に対し、ただ単にAIの導入を進めるだけではなく、より迅速に成果が表れるようにプロジェクトにAIを活用していく」と宣言している。
2024年からアジアパシフィック共同CEOを務める江川氏は、新たに会長職に就任した。「5つのサービス(「ストラテジー & コンサルティング」「 テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」「ソング」)が一丸となって価値を提供する日本のアクセンチュアの事例は世界中のアクセンチュアのなかでも成功事例のひとつ。アジアパシフィックにも日本モデルが通用するか挑戦していく」と話している。

