資生堂は11月21日から、スキンケアブランド「アクアレーベル」のオールインワンジェルクリームより、通常比20%増量タイプを数量限定で発売した。この発売に合わせて、同月24日から30日まで、ブランドミューズの杏を起用した交通広告を東京・大阪の主要駅で掲出した。
今回のOOHでは、商品の象徴であるレチノールオイル in カプセルである“金のつぶつぶ”を視覚的に訴求したビジュアルを展開。渋谷駅・なんば駅では立体造作を用いた特別仕様も掲出した。
遠目には白い壁のように見えるが、近づいてみると乾燥悩みをイメージした「しわしわ」「ヨレヨレ」「ゴワゴワ」「ザラザラ」といった質感が凹凸と陰影として浮かび上がる仕掛けのデザインを採用した。
乾燥による小じわやハリ不足が気になる冬の時期に、肌の変化を“発見する瞬間”を演出し、保湿の必要性を直感的に伝える表現になっている。
今回の企画について資生堂ジャパンのマーケター・大沼夏実氏は、増量タイプの発売タイミングで、乾燥対策の“心強い味方”としてアクアレーベルを想起してもらう狙いがあると話す。
「冬は気温と湿度の低下により、肌の水分が奪われ、乾燥による小じわやハリ不足といった悩みが顕著になる、肌にとって過酷な季節です。そんな季節性を捉え、乾燥小じわなどの肌悩みにアプローチし、しっかりとしたうるおいを届ける本商品の役割を直感的に伝達し、より多くの方に手に取り体感していただくことを目的に本広告を実施しました」(大沼氏)。
昨年も好評を得た、たっぷり使える増量タイプのオールインワンを数量限定発売した。
クリエイティブを担当したのは電通のアートディレクター・小森香乃氏。小森氏は、次のようにコメントしている。
「“乾燥による小じわ悩みには金のアクアレーベル”ということを伝えるために、『しわしわ』『ヨレヨレ』『ゴワゴワ』『ザラザラ』という4つの“しわ”オノマトペを、立体的なテクスチャで表現したOOHです。遠目にはただの白い壁に見えますが、近づくと物理的な凹凸が照明を受けて『しわ』や『ザラつき』の陰影が浮き上がります。 そんな『発見の瞬間』をつくることで、駅を行き交う人が『なんだろう?』と思わず足を止める、触って体験できる、直感へ響くOOHを設計しました」(小森氏)。
スタッフリスト
企画制作
電通、東北新社、スーパーエジソン
ECD
加藤倫子
CD+C
温井恭子
AD
矢部翔太、小森香乃
D
小清水萌々子
| Pr | 小尾奈央子、平澤あずさ |
| 美術 | 中田孝広、宗像 敦、関本利幸、藤田健吾、佐藤義人 |
| AE | 金子茉央 |
| 運営 | Hyperballad |
| 出演 | 杏 |


