KADOKAWA、IPの東南アジア展開&メディアミックス加速 現地最大級のアニメイベント企業SOZO子会社化

KADOKAWAは2025年11月、シンガポールに本社を置くSOZO(読み:ソウゾウ)の株式を取得し、子会社化したことを発表した。KADOKAWAが持つIPの東南アジア全域への展開と多角的なメディアミックスを加速する方針。

(左から)SOZO Managing Director Shawn Chin氏、SOZO Executive Director Maria Hendro氏、KADOKAWA Chief Executive Officer 夏野剛氏、KADOKAWA Chief Global Officer 泉水敬氏。

SOZOは、東南アジアにおける日本関連のエンターテインメントのコンテンツやプラットフォームの展開を牽引する企業。東南アジア最大級のアニメイベント「AFA」など大型イベントの企画・運営を中核に、日本人トップアーティストの東南アジア公演のプロデュース、人気アニメ作品などの展覧会・イベントの開催、関連グッズの商品開発・流通など、エンターテインメント領域における多角的な事業を展開している。

KADOKAWAグループは、IP(Intellectual Property)を安定的に創出し、世界に広く展開することを中核とした「グローバル・メディアミックス with Technology」の推進を基本戦略として掲げ、これまで北米・中華圏・東南アジア・欧州を中心に海外拠点の事業基盤強化・拡大を進めている。

KADOKAWAは、すでに東南アジアにタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアに拠点を持ち、コミック・ライトノベルを中心とした翻訳出版、電子書籍プラットフォームの運営、グッズ(MD)の企画・流通、直営店舗の運営、映画の配給など、幅広く事業を展開してきた。今回子会社化したSOZOとも、東南アジア市場において10年以上にわたり協業を重ねている。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 924 / 1552 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ