セキュリティ企業のイー・ガーディアンは、2025年1月〜10月のX(旧Twitter)投稿を対象に「SNS流行語大賞2025」を発表した。年間を通じて最も投稿された言葉は「ミャクミャク」で、累計約450万件を記録した。そのほかには、米不足や価格高騰により備蓄米が放出されたことをきっかけに投稿量が増加した「備蓄米」(2位)、メンフクロウのヒナが草むらを走っている愛らしい写真に、古くから使われてきた擬音(エッホエッホ)を当てはめた投稿をきっかけに爆発的に流行したネットミーム「エッホエッホ」(3位)などが並んだ。同社は7回目となる調査を通じて、SNS上で生活者が自発的に発信したトレンドの可視化を試みている。
ミャクミャクロスで100万件超え
2025年のSNS流行語大賞は、2025年に開催された大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が受賞した。投稿数は調査期間中で約450万件。「ミャクミャク」は2022年の発表当初から不思議な見た目が話題を呼びSNSで人気を集め、初登場時も流行語ランキングで7位に入っていた。
2025年は万博の開催とともに話題が再燃し、会場での目撃談や公式グッズ購入報告など、日常的な投稿が大きく増加したという。また万博閉幕直後の10月には、ミャクミャクとの別れを惜しむ “ミャクミャクロス” といった投稿が多く見られ、ひと月で約109.7万件と年間最多を記録した。
