ブックデザイナーとして約1万5000冊の装丁を手がけてきた鈴木成一氏の集大成ともいえる展示「鈴木成一書店」が、12月5日より東京・下北沢のBONUS TRACK GALLERY 1で開催される。
鈴木氏は、筑波大学芸術研究科修士課程中退後、1985年よりフリーのグラフィックデザイナーに。1992年に鈴木成一デザイン室を設立。1994年には講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞し、エディトリアル・デザインを主として現在に至っている。
鈴木成一氏
これまで「鈴木成一デザイン室」として、ほぼ1日1冊、装丁することを40年続けてきた。本展には、同デザイン室が装丁を手がけたおよそ1万冊の書籍が並ぶ。そして、展示作品のすべてが購入可能だ。「個展」でありながら「書店」でもある、前代未聞の試みは「装丁はアートではない」という鈴木氏の信念を体現するものだという。
本展の開催に伴い、小学館が「鈴木成一書店」展のために制作した限定本『鈴木成一と本をつくる』がB&B限定で発売となる。また初日となる5日には、鈴木氏が装丁を手がけた直木賞受賞作家 西加奈子さんとの対談も行われる(リアルタイム配信と見逃し視聴(1ヶ月)のみ)。
会期中は鈴木氏自身が「店長」として店頭に立つ日も予定されており、Xで日程が発表されている。
デビュー40周年記念個展「鈴木成一書店」
| 会期: | 12月5日(金)〜14日(日) |
| 会場: | BONUS TRACK GALLERY 1 |
| 時間: | 11:00〜21:00 ※最終日のみ18時まで |


