保険代理店関連事業を展開する保険見直し本舗は12月5日、WebCM「3704回目のプロポーズ『結婚の挨拶』篇」の公開を開始した。
続編決定から2カ月で放映
同社は2025年8月、平成ドラマの映像表現を取り入れたWebCM「プロポーズ」篇を公開。レストランでプロポーズを思わせるシーンから意外なセリフへ展開する内容で、視聴者の関心を集めた。
シリーズタイトル「3704回目のプロポーズ」は、平成初期に人気を博したドラマタイトルと、保険の「見直し(ミナオシ)」を掛け合わせたもの。人生の節目での保険見直しを促すとともに、若年層へのリーチ拡大を狙った施策となっている。
公式YouTubeでの視聴回数は12月2日時点で240万回に到達。この結果を受け、10月に続編の制作を決定し、11月に撮影・納品を完了。約2カ月で新作の放映開始に至った。
平成初期の演出を徹底
保険見直し本舗グループの担当者によると、シリーズでは平成初期のドラマを想起させる映像表現を採用することで、当時を知る世代には懐かしさを、SNS世代には“逆に新しい要素”として受け取られることを想定しているという。
新作「結婚の挨拶」篇では、主人公がパートナーの実家を訪れ、父親との対話を通じて意思を伝える様子をコミカルに描写。視聴者が“ツッコミ役”として入り込みやすい構成とし、同社が「人生の節目に寄り添う存在」であるという印象付けを狙った。
3704回目のプロポーズ 「結婚の挨拶」篇より。同CMでは店頭でも放映する。
制作は少人数で一貫体制
企画制作は、映像制作プロダクション事業を手掛けるクリーク・アンド・リバー社が担当。プロデューサー2名、制作3名に加え、映像ディレクターの滝口佳祐氏がシナリオ、絵コンテ、演出、撮影、編集までを担う少人数体制で制作された。
「平成レトロブームを踏まえ、ズーム演出やキャラクター設定など、当時のドラマで多用された“ベタな演出”を意識的に取り入れました」(滝口氏)。
スタッフリスト
企画制作
クリーク・アンド・リバー社
ECD
緑川真之
企画・演出・撮影
滝口佳祐
| Pr | 緑川真之、峯岸歩 |
| 照明 | 高鍋遼太郎 |
| ST | 宇田川純子、星楓 |
| HM | 塩澤優花 |
| CAS | 改田栄子、杉原沙弥 |
| 出演 | 寺林弘達、詩織、牛尾元昭、飯田麻菜美(ナレーション) |
| 助監督 | 高鍋遼太郎 |
| 制作進行 | 改田栄子、杉原沙弥 |




