ビッグデータ活用でサービス開発を推進
Uberと楽天が戦略的パートナーシップを拡大し、「Uber」アプリ利用で楽天ポイントが自動付与される新たなID連携を開始した。生活費高騰下での負担軽減と、モビリティ・デリバリー領域における利便性向上を狙った取り組みだ。両社はこれまでも楽天ペイ導入やポイント還元を進めてきたが、今回はそれらを発展させる戦略的パートナーシップと位置づけている。
Uberは日本での利用が急速に進んでおり、従来の「タイパ」に加えて「コスパ」でも訴求していく考えだ。楽天IDとの連携により、楽天が保有するビッグデータを活用し、サービス向上につなげる。
楽天ペイメント代表取締役社長・執行役員の小林重信氏(右端)、楽天グループ会長兼社長の三木谷浩史(右から2番目)をはじめ、Uberの関係者
Uber Japan、Uber Eats Japan、楽天グループ、楽天ペイメントが連携し、配車サービス「Uber」とフードデリバリーサービス「Uber Eats」に共通ポイントサービス「楽天ポイント」オンラインを順次導入する。12月12日までに全利用者が同サービスを利用できるようになる。ID連携により、UberおよびUber Eatsの利用で税抜200円ごとに1ポイントが自動的に付与される。ポイントは楽天が提供する70以上のサービスで利用可能。付与されるポイント原資はUber側が負担する。
