コーヒー市場を“白く”塗り替える一手 ブレンディの新戦略「ミルクマッチ」は価格競争に終止符を打つか

飲み比べイベントで魅力を訴求

味の素AGFは12月11日、インスタントコーヒーブランド「ブレンディ(Blendy)」の多様な楽しみ方を体験できるポップアップイベントを都内の飲食店で開始した。ブランドの強みである「いろんなミルクとの相性の良さ」に着目し、3種のカフェオレを飲み比べできる。会場は国立競技場に隣接する都立明治公園内のベーカリーカフェ「Meiji Park Market」(東京・新宿)で、14日まで。

写真 体験イベントでは3種類のカフェオレを提供

体験イベントでは3種類のカフェオレを提供

成熟化が進むインスタントコーヒー市場では、機能面での差別化が難しく、価格競争に陥りやすい課題がある。人気が高まる植物性ミルクや“自分好みにカスタマイズしたい”という生活者ニーズの伸長を背景に、同社は価格以外の新たな価値軸として「ミルクマッチ」を前面に打ち出す戦略を掲げる。

1977年発売のブレンディは、日本の主要インスタントコーヒーブランドとして長年トップクラスのシェアを維持してきた。苦味と酸味を抑えた設計で、牛乳をはじめとするミルク飲料と合わせやすい点が特徴だ。瓶タイプに加え、「ブレンディ スティック」「ポーション」「カフェラトリー」など多様なラインアップを展開している。

家庭でコーヒーを淹れる際、品質やアレンジ性を求める生活者は増加しているという。こうした変化を踏まえ、牛乳、豆乳、オーツミルク、アーモンドミルクなど多様なミルクとの「ミルクマッチ」に着目した。

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