シスメックスが表参道駅で今季引退・坂本花織選手の応援広告、2017年から支援

医療機器メーカーのシスメックス(神戸市)は12月15日から、東京メトロ表参道駅で同社所属のフィギュアスケート選手・坂本花織の手書きのメッセージを交えた広告を展開している。

坂本選手は今季を最後に現役引退すると発表しており、同19日から21日にかけて東京都内で開催される全日本フィギュアスケート選手権に合わせた企画となる。

掲出期間は同大会と同じく21日まで。大会の会場が表参道駅に近い国立代々木競技場第一体育館であることから、応援する多くのファンや関係者に向けたメッセージとなっている。

広告は4面で展開し、「スケート人生でいちばん私らしく。」というコピーとともに坂本選手が手書きで綴ったメッセージをデザイン。メインのビジュアルでは坂本選手が今季のショートプログラム『Time To Say Goodbye』の青い衣装をまとい滑るシーンを採用した。

「いつも応援してくださる皆さまへ」から始まる坂本選手直筆の手紙は、「完璧よりも、自分が納得いく演技を目指そうと思います。きっと、その先に結果もついてくるはず!」「それじゃ、いつも通りいってきます。」と締めくくられる。これまで支えてきたファンや関係者に向けた感謝と、競技生活の締めくくりに挑む決意を伝える内容となっている。

シスメックスによるフィギュアスケート支援は2017年、地元神戸出身の坂本選手と三原舞依選手との所属契約から始まった。

2024年には神戸市内で新設された通年型スケートリンクの命名権を取得し「Sysmex Kobe Ice Campus」として今年6月に開業するなど、フィギュアスケート競技への支援を続けてきた。近年は男子シングルの壷井達也選手、女子シングルの三宅咲綺選手にもサポートを行っている。

坂本選手は世界選手権三連覇(2022~2024年)を達成し、2025年大会でも銀メダルを獲得。また前大会の北京オリンピックでは銅メダルを獲得し、国内外の主要大会で多くの功績を残してきた。

国内でも全日本選手権を2022年から2024年まで4連覇しており、今大会は5連覇と来年2月に開催されるミラノ・コルティナ五輪への出場枠決定がかかる大一番でもある。

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