語学アプリ「Duolingo」が渋谷に“コンビニ”オープンのワケ 電柱広告のクイズも話題に

語学アプリ「Duolingo」が、12月18日より渋谷で日本初となるポップアップストア「DUOMART」をオープンした。開催は12月30日までで、アプリで親しまれているキャラクターたちをモチーフにした限定グッズを購入できる。

 アプリのキャラクターである緑のフクロウの「デュオ」をはじめ、紫の髪の毛がトレードマークの「リリー」などの限定アイテムが並ぶ。

「いつでも学べる」を「コンビニ」で表現

Duolingoがこの時期に大規模な施策を展開する背景には、学習アクティブ率の維持という課題がある。クリスマスや年末年始は、ユーザーの日常のリズムが崩れ、学習習慣が途切れやすい時期。同社はこのタイミングで「いつでも立ち寄れるコンビニ」をコンセプトにした拠点を構えることで、来店者にレッスンを思い出させるフックを提供し、学習の継続を促す狙いがある。

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店内にはATMや印刷機、マガジンラックを設置し、“コンビニらしさ”を演出。さらに、二次元コードを設置することで、会計を待つ間にレッスンができるなど、学習継続を促す仕掛けを随所に凝らしている。

Duolingo 日本カントリーマネージャーの水谷翔氏は、次のように説明する。
「日本のポップカルチャーの象徴でもある“コンビニ”が、誰でも気軽に立ち寄れる存在である点に着目しました。DUOMARTを通じて、Duolingoが日常の中で自然に学びのモチベーションを高めるブランドであることを伝えたいと考えています」(水谷氏)。

Duolingoのポップアップストアは、ニューヨークでの実施に続くもので、アメリカ国外での開催は日本が初となる。

店舗外観にはオリジナルポスターを掲出。Duolingoらしい、くすっと笑えるクリエイティブは内製のデザインチームが制作した。

キャラクターを軸とした「推し活」に着目

店内で展開されるのは、アプリの象徴である「デュオ」や「リリー」といったキャラクターをモチーフにした計44アイテム。そのうち26アイテムが、今回のポップアップ限定商品だ。

ターゲット層は、主に20代から40代の女性。キャラクター人気の高さを背景に、ぬいぐるみやコンビニくじなどのアイテムをラインアップに取り入れた。
「キャラクターがしっかりと立つことで、ブランド認知を高めるだけでなく、より多くのユーザーにアプリを使ってもらうきっかけになると考えています」(水谷氏)。

「DUOMART」で販売される商品の一部。全44アイテムのうち、26アイテムが今回のポップアップ限定販売となる。

さらに、ポップアップストアのオープンに先駆け、渋谷の街中では「DUOMARTの場所を当てる」というクイズ形式のOOH施策を展開。合計20カ所の電柱広告に、開催場所に関するヒントを掲示した。
「実際に写真を撮っている方の姿も多く見られ、SNS上での話題化にもつながりました」と水谷氏は手応えを語った。

20カ所の電柱広告に開催場所に関するヒントを設置し、街を歩きながらDUOMARTの場所を探す体験を提供した。また、渋谷スクランブル交差点の大型スクリーンでは、DUOMART告知動画のスクリーンジャックを実施。

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