8年ぶりの悲願 J1復帰の「V・ファーレン長崎」、集客効果を加速させる長崎スタジアムシティ新CMに注目

福山雅治が長崎観光をナビゲート

ジャパネットホールディングスは12月15日、長崎市の複合施設「長崎スタジアムシティ」の新CM「NAGASAKI+NEW 長崎旅行篇/観戦旅行篇」の放映を開始した。2024年10月14日に開業した同施設は、サッカースタジアムを軸にホテルやオフィスなどを備えている。ここを本拠地とするV・ファーレン長崎が2026年シーズンから8年ぶりにJ1(Jリーグ1部)へ復帰することが決まっており、今回のCMには新シーズンへの期待とともに集客を加速させる狙いがある。

新CM「NAGASAKI+NEW 観戦旅行」篇

今回のCMは単なる施設のプロモーションにとどまらず、長崎旅行そのものを促進する内容だ。年末年始やランタンフェスティバルの時期に合わせて観光を促す「長崎旅行」篇と、J1昇格により期待が高まる中で集客を後押しする「観戦旅行」篇の2タイプを制作した。

歴史ある街並みや美しい景色、ちゃんぽんや角煮まんといったご当地グルメなど、長崎が持つ従来の魅力にスタジアムシティが加わったことを訴求し、新たな観光の形を提案する。V・ファーレン長崎や長崎ヴェルカの試合観戦、施設内でのアクティビティやホテル宿泊など、特別な体験を伴う旅を同市出身の福山雅治がナビゲートする構成だ。

長崎スタジアムシティのクリエイティブプロデューサーを務める福山雅治自らが出演。楽曲には、2024年10月13日のこけら落としフリーライブで初披露された福山の書き下ろし新曲「Great Freedom」を起用した。この楽曲がメディアで公開されるのはライブ以来初となる。

アウェイチームのサポーターもターゲット

NAGASAKI+NEW 観戦旅行篇 30秒 新シーズン開幕

V・ファーレン長崎は11月29日に行われたJ2リーグ最終節の徳島ヴォルティス戦を1-1の引き分けで終え、リーグ2位を確定させた。これにより、2018年以来となる8年ぶりのJ1復帰を果たし、新スタジアム開業から1年で最高の結果を残す形となった。

観光誘致の側面では、県外からの一般観光客に加え、新シーズンの開幕をきっかけに訪れるアウェイチームのサポーターも主要なターゲットに据えている。J1昇格によって長崎やスタジアムシティへの注目が高まる中、その機運を確実な集客につなげることが目標だ。

CMは全国で放映するが、主な商圏と捉える北部九州を重点エリアとしている。1年目の動向調査において同エリアからの来場者が多かった実績を踏まえ、アウェイサポーターによる試合観戦を、長崎の周遊や観光へと広げたい考えだ。長崎観光の際にスタジアムシティへ立ち寄る流れを作ることで、2年目の目標である来場者数650万人の達成を目指していく。

執行役員の古賀英朗氏は、スタジアムシティの集客や売上向上だけでなく、施設をきっかけに長崎全体が盛り上がることを目指すとしている。今回のプロモーションを通じて、少しでも多くの人が長崎を訪れ、その文化や歴史、グルメなどの魅力を体験することに期待を寄せた。

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