サントリーがタクシーアド他で公開、適正飲酒の大切さを伝える動画「タクシーであった怖い話」

サントリーは、12月に適正飲酒啓発のキャンペーンとしてのタクシーアド「タクシーあるある物語」を公開、また同社の公式YouTubeやXで動画「タクシーであった怖い話」を公開した。

ある夜、髪の長い女性を乗せて山奥の道を走るタクシー。違和感を持ちながら、ひと気のない道を進む運転手。そして目的地に到着し、運転手が見たものは……よっぱらいだった。

タクシーアドとして公開した『タクシーあるある物語』

デジタル上で展開した『タクシーであった怖い話』

忘年会シーズンである12月にタクシーアドと共にSNSで公開された本動画は、視聴者の笑いと共感を集め、Xでは4000万回以上の表示回数を超えている(12月24日時点)。これはサントリーが実施しているドリンクスマイル活動の一つとして制作された。

ドリンクスマイルとは、お酒を飲む人も飲まない人も、お酒のある場をすべての人が楽しめる社会の実現に向けて、適正飲酒の大切さとお酒の魅力を伝えていくサントリーの活動。単純なメッセージの伝達だけでなく、実際に体感してもらうことが重要と考えており、様々な企業・自治体等と連携しながら、社会的な広がりをつくるための活動をしている。そこで今回は飲酒後の利用が多くなるタクシー業界に着目し、タクシー乗車時にドリンクスマイルの考えを知ってもらうべく、動画で訴求した。

動画のクリエイティブは拡散されていくこと・自分事化できることを狙った仕掛けのある企画を検討することになったという。

「適正飲酒やタクシーマナーを語ると真面目なアプローチになりがちなので、まずはどうしたら興味を持ってもらえる映像になるかを考えました。NG行動をオーバーに見せてドキッとさせるべきか、模範的な行動をハートフルに見せるべきか……と議論するなかで、『怪談』というアプローチなら、ネガティブなことをエンターテイメントとして伝えられるのでは、ということに気づきました。また、タクシーにまつわる怪談話がよくあることや、最近怪談がブームになりつつあることも踏まえ、今回の仕事の内容とタイミング的にぴったりだという結論になりました。サントリーさんへの提案の際は、怪談っぽいBGMを流し、雰囲気を伝えながらプレゼンしました」(コピーライター 松田綾乃氏)

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