AIの「倫理観」は誰が決めるのか?——映像作品『AIが消し去る声』が問いかけるもの

MITの「モラル・マシン」が問うもの

そんな窪田さんの技術への疑問を決定付けたのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)などが発表した「モラル・マシン」との出会いだ。

自立走行中の自動運転車のブレーキが壊れてしまい、2人の乗員か5人の歩行者、どちらか一方を犠牲にすることで車は止まる。その場合観察者であるあなたはどちらを犠牲にするシナリオであれば容認できるか。究極の選択を迫る問題に答えることで、自身の「倫理のバイアス」を可視化するツールだ。

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