その後、展示に適しているエピソードを取捨選択していきます。いわゆる「あるある」よりも、誰も体験したことはないけれど、なぜか「わかるな」と感じられるような、小さなエピソードを重視しました。
――1000個ですか!? それを展示に落とし込んでいったのですね。
その膨大な記憶の中から濃縮して、この空間を作り上げていきました。私自身の思い出も入っています。例えば、ストーリーに出てくる「100日祭」というイベントの企画書は、まさに私が中学生の時に、学校生活をかけて企画を作っていた時の気持ちを反映したものです。