TCC賞授賞式開催、HALL OF FAME 佐々木宏氏「71歳ですが、来年グランプリを狙います」

コピーライターの存在意義を示せる時代がやってきた

12月18日に、東京・ウェスティンホテルにて東京コピーライターズクラブによる2025年度TCC賞授賞式ならびに「TCCコピー年鑑2025」発刊記念パーティーが開催された。

2025年度は、TCCグランプリ 1作品群、TCC賞 13作品群、最高新人賞1名、新人賞18名、審査委員長賞2作品が選出された。当日、会場には受賞者を含め、300人を超える人が集まった。

2025年度TCC賞・TCC新人賞・審査委員長賞受賞の皆さん

2025年度TCC賞・TCC新人賞・審査委員長賞受賞の皆さん

授賞式の冒頭で、谷山雅計会長は2025年10月に開催された「虎ノ門広告祭」の際に登壇した「AIとコピーライター その対決と対話」について振り返り、AIというライバルの出現について次のように話した。

「(AIの登場によって)若い人からすると厳しいこともある時代になったかもしれませんが、私たちTCCにおいては、むしろ自分たちの存在意義をきちんと示せるチャンスではないかと思っています。本日ここに集まっている受賞者の皆さんや審査委員の皆さんは,ひいき目ではなく、明らかにいまはAIに勝っている。もちろん自分の仕事においてAIを活用されている人もいますが、ちゃんとAIによいオリエンをして、よい選択をして、上手に活用したからこそ勝っているのだと思います。

近い将来、AIがTCC新人賞をとったり、グランプリの最終決戦が人間vs AIになる日が来るかもしれません。そういう未来から振り返ったときに、2025年はまさにその過渡期だったよね、と言われるのかもしれない。それでもこの授賞式でご紹介する仕事は、TCCが選んだいま現在の素晴らしい仕事、クリエイティブが揃っていることを自負しています」

谷山雅計氏

谷山雅計氏

2025年度TCC賞審査委員長を務めた栗田雅俊氏は、応募数が前年より1割増えたことを明かし、「TCC賞は表現の面白さ、心にぐっと来たかどうかが審査される賞。AIやデジタルで効率化されて、数値化しやすい項目に注目が集まる中で、TCC賞は数値化できない表現の面白さを競いあう場としてあらためて注目が集まったのではないか」と話した。

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