近年、スポーツ支援に積極的な企業が、生活者から強い関心を集めている。スポーツ専門チャンネルのJ SPORTSが実施した「アスリートイメージ調査2025」では、「スポーツ支援を行っている企業」として想起される企業のランキングが示され、その存在感を裏付けた。
なぜスポーツ支援は企業評価につながるのか。本調査からは、アスリートのイメージ、広告表現、企業姿勢が相互に結びつく構造が浮かび上がった。
スポーツ支援企業ランキングが示す評価の実態
調査では、生活者が「スポーツを支援している企業」として認識している企業をランキング形式で提示している。上位に挙がった企業には、長年にわたる大会協賛やチーム・アスリート支援など、継続的な関与が共通点として見られる。
重要なのは、支援の規模や派手さよりも、「続けているかどうか」が企業評価に影響している点だ。スポーツと結び付いた企業イメージは一朝一夕では形成されず、時間をかけて生活者の記憶に定着していくことが、ランキング結果からも読み取れる。
■スポーツ支援の分野で注目する企業
1位:KIRIN
2位:TOYOTA
3位:サントリー
4位:アサヒ
5位:パナソニック
6位:コカ・コーラ
7位:ソフトバンク
8位:ミズノ
9位:楽天
10位:AJINOMOTO
スポーツ支援はブランドをどう変えるのか
企業によるスポーツ支援活動について、生活者の多くは肯定的な印象を抱いている。その背景には、スポーツ支援が単なる広告施策ではなく、社会貢献や人材・次世代育成の文脈で理解されている点がある。
企業のスポーツ支援への印象に対する回答
一方で、支援の内容や意図が十分に伝わっていないケースも多い。調査結果は、支援の事実をどう発信するかによって、ブランド評価をさらに高める余地があることも示している。
信頼の裏付けとして機能するアスリート出演CM
アスリートが出演するCMは、「記憶に残る」(43.6%)、「説得力がある」(33.1%)、「共感できる」(22.9%)、「信用できる」(26.5)といった項目で高い評価を獲得している。その理由として考えられるのが、アスリートが競技生活を通じて体現してきた努力・挑戦・誠実さといった価値観だ。
芸人やインフルエンサーと比べると「目立つ」度合いでは劣るものの、アスリートは商品や企業のメッセージに対し、信頼性の根拠を与える存在として機能している。広告における役割は、話題化よりも納得感の創出に近い。
企業のスポーツ支援への印象に対する回答
影響力のあるアスリートは「成績」から「姿勢」へ
調査では、「影響力のあるアスリート」など複数の観点でアスリートランキングも示されている。上位には大谷翔平選手やイチロー氏など、国内外で活躍してきたアスリートが名を連ねた。評価の軸となっているのは、競技成績だけではない。「世界で戦う姿勢」「努力を続ける姿」「夢を与える存在」といった象徴性が、影響力の源泉として捉えられている点が特徴だ。
| スポーツの普及・発展に大きな影響力を持っていると感じる現役アスリートまたは元アスリート | 体育の先生にふさわしいのは | 理想の上司 |
| 1位:大谷翔平 | 1位:大谷翔平 | 1位:大谷翔平 |
| 2位:イチロー | 2位:イチロー | 2位:イチロー |
| 3位:石川祐希 | 3位:松岡修造 | 3位:新庄剛志 |
| 4位:高橋藍 | 4位:室伏広治 | 4位:松岡修造 |
| 5位:本田圭佑 | 5位:吉田沙保里 | 5位:石川祐希 |
| 6位:羽生結弦 | 6位:内村航平 | 6位:松井秀喜 |
| 7位:久保建英 | 7位:本田圭佑 | 7位:本田圭佑 |
| 8位:三浦知良 | 8位:高橋藍 | 8位:古田敦也 |
| 9位:三笘薫 | 9位:長友佑都 | 9位:室伏広治 |
| 10位:室伏広治 | 10位:石川祐希 | 10位:長谷部誠 |
アスリート支援はインナーブランディングにも
調査によると、企業がアスリートを支援し、自社に所属アスリートがいる場合、社員の4割以上が「ポジティブな影響がある」と回答した。具体的には「仕事のモチベーションが上がる」(43.5%)、「誇りに思う」(43.0%)といった声が多く、企業によるアスリート支援がインナーブランディングやエンゲージメント向上に寄与している実態がうかがえる。
また、社員は単なる試合観戦にとどまらず、「現地で応援したい」(53.9%)、「結果を知りたい」(49.0%)など、所属アスリートとより近い関係性を求める傾向も明らかになった。企業にとってアスリート支援は、社内コミュニケーションを活性化させる有効な施策となり得る。
企業のスポーツ支援への印象に対する回答
企業とアスリートの関係は「価値の共有」へ
今回の調査からは、スポーツ支援企業が注目される理由は、露出量ではなく姿勢の一貫性にあることが明らかになった。
J SPORTSは、自社で保有するメディアパワーとコンテンツ制作能力、そして今回の調査のようなマーケティング知見を掛け合わせることで、企業のマーケティング課題の解決に向けた支援を手がけている。今回の調査結果を詳しくまとめたレポートおよび、J SPORTSが実際に手掛けた広告・コンテンツ制作の成功事例集を以下で公開している。
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