北海道漁業協同組合連合会(以下 ぎょれん)は、2026年1月1日に北海道新聞に30段の企業広告を出稿した。
「今年も、口にしてほしい日本語です。」というキャッチフレーズと共に、紙面には、鮭、昆布、帆立など、さまざまな魚介類のイラストが広がる。
ぎょれんではコロナ禍を機に、2021年から北海道漁業の重要性や意義、価値をメッセージする年賀広告を展開してきた。
「6年目となる今年は、特にリクルートに資するような原稿を制作したいというオリエンテーションがありました」と、クリエイティブディレクター 箕輪潤氏。
「魚食は、単に生きるための『食』に留まらない、四方を海に囲まれた日本ならではの食文化。“海の幸”に携わる仕事は、“人の幸”に携わる、価値ある仕事でもある。そんな思いをメッセージに込めて、正月らしいおめでたい原稿を目指して企画しました」
これまでの年賀広告は、2024年を除き、海をモチーフにしていた。今年は例年とは違う、新しいイメージを作りたかったこと。また、リクルートを意識しつつ、幅広い層を引き付ける、力強いビジュアルにしたかったため、魚のイラストを採用した。イラストを描いたのは、北海道を拠点とするグラフィックデザイナー 向井まどか氏だ。それぞれの魚介類の背中には、漢字で名前が描かれている。
「目指したのは、時代に左右されない普遍性を持ったデザイン。イラストのタッチと、紙面全体から受ける印象の管理にはこだわりました」
出稿後、SNSでは「風呂敷にしてほしい」「(魚の名前の)漢字、読めるかな」「取っておきたい」「壁に貼りました」などのコメントが寄せられ、ポジティブな反響が広がっている。
また、ぎょれん内部や関係者からも今回の広告についての前向きなフィードバックが寄せられ、その成果が高く評価されているという。こうした反響から、ぎょれんでは今回のデザインを活用して、今後ノベルティ製作など新たな展開を検討している。
スタッフリスト
企画制作
電通北海道
CD
蓑輪潤
C
遠藤誠之(アルファシリウス)
D+I
向井まどか
AE
松井貴彦

