海外に目を向けると、すでにAIが映画産業に深く入り込んできています。2024年にラスベガスで開催されたアメリカン・フィルム・マーケットでは、プロデューサーピッチのセッションを、Largo.aiというAI企業が開催していました。脚本をAIが分析し、興行収入、キャストのマッチ度、主な視聴ターゲットなどを予測するサービスです。ScriptBookやCinelyticといった企業も、脚本から想定予算やROIを数値化するツールを提供しています。これらは「良い物語」を決めるものではなく、「売れやすい形」を可視化するものですが、ギャンブル的だった映画への投資を促進するかもしれません。ただし平均化された企画を量産する危険性も同時に孕んでいます。
AIによる映画製作の民主化の時代、クリエイターに求められることとは?【後編】
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