1月20日から、京都dddギャラリーにて、「LOCAL LOCAL -ないものはない-梅原真展」が始まる。
「土地のチカラを引き出すデザイン」をテーマにデザインする梅原真は、高知県で生まれ育ち、一貫して故郷に根差して仕事を続けている。
4kmの砂浜を巨大ミュージアムに見立てる「砂浜美術館」。荒れ果てた栗の山から「しまんと地栗」。四万十川の風景や営みを教材とする「新しい学び方・しまんと分校」。柚子しかない村の「ぽん酢しょうゆ・ゆずの村」。一本釣り漁業の再生、かつおを藁で焼く「一本釣り・藁焼きたたき」。島根県の離島、隠岐郡海士町のアイデンティティ「ないものはない」のプロデュース他、津波34メートルの町・黒潮町公認「防災缶詰・にげる」プロジェクトなど、その仕事はグラフィックデザインにとどまらず、コピー、編集からプロデュースや経営など多岐にわたる。
梅原のデザインは、主に地域の土地そのものや産業の持つ魅力や価値を高めるための手段として発揮される。彼の中には常に「風景」という言葉があり、実際に現地に足を運び、地元の人々との対話を行う。それを通じて商品や場所の本質をつかみ、それらの魅力を引き出すことで、風景や生産者の姿がおのずと思い起こされるようなデザインを生み出していく。
近年、地方創生は大きな課題となっているが、どの地域にも、その土地の持つ個性があり、短所もまた個性のひとつと言える。本展のタイトル「ないものはない」という言葉には、地方はマイナス面を多く抱えているかもしれないが、そのマイナス同士を掛け合わせプラスを生みだす。どこにでもあるものはないかもしれないが、ここにしかないものがある。それを生かしていこうという梅原の発想の現れでもある。梅原は、「ボクのデザインの背景には、マイナス×マイナス=プラスという考え方と法則があります」と述べている。
本展では四万十川流域の、過疎化が進み荒れ果てた栗山の再生のための商品開発に携わった「しまんと地栗」のプロジェクトと、高知県黒潮町の4キロに及ぶ砂浜をそのまま展示場とし、そこに住まう動植物など自然そのものを作品ととらえた「砂浜美術館」のプロジェクトを中心に、これまでの仕事を梅原の言葉と共に展示する。
LOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展
会期:1月20日(火)〜3月22日(日)
会場:京都dddギャラリー
時間:火曜~金曜 11:00~19:00
土日祝は11:00~18:00
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)、特別休館2月17日(火)
入館料:無料









