第二弾「たのしいドラクエバーガー」も好評
匿名掲示板「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)で流行した文化が、再び脚光を浴びている。日本マクドナルドは人気ゲーム「ドラゴンクエスト」とのコラボ商品「ドラクエバーガー」のプロモーションとして、アスキーアート(AA)を用いた動画を連日SNSに投稿。かつて「2ちゃんねる」で流通したコピペ文化を下敷きにしたアレンジ表現に加えて、野沢雅子をはじめとする声優陣を起用し、盛り上がりを見せた。
なぜ、2000年代に流行ったコンテンツを令和に復活させたのか。一連の施策を担当した電通のCMプランナー中辻裕己氏が狙いを答えた。
「たのしいドラクエバーガー」のワンシーン
AAとは、文字や記号の並びだけで絵や図形を表現する手法。「2ちゃんねる」では多数のキャラクターや定番表現が生まれ、スレッドをまたいでコピペとして広く使われるものもあった。
一方でAAは、等幅フォントや特定の文字幅を前提に成立しやすく、現在は閲覧環境によっては表示がずれて崩れやすくなった。加えて、閲覧の主流がPCからスマホへ移行し、画面幅の制約や折り返し、フォント設定の多様化などにより、AAを意図通りに表示するハードルが上がった。結果として、かつてのようにAAが広く使われる場面は減っている。
こうした背景もあり、1月7日にマクドナルドが「イオナズン面接」と呼ばれるAAモチーフにした動画を公開した際には、「驚き」や「懐かしさ」などの多数の反響が寄せられた。
「イオナズン面接」とは、特技を「イオナズン」(ドラクエに登場する呪文)と答える受験者に対し、面接官が鋭い突っ込みを入れていくやり取りを描いたネタだ。マクドナルドの動画では途中で受験者が「ドラクエバーガー」を食べ始める展開などのアレンジを加えて再構成。声のキャストには野沢のほか、宮村優子、花江夏樹を起用した。
