日本インタラクティブ広告協会(JIAA)は1月19日、会員社を対象とした「2025年 デジタルオーディオ広告に関する意識調査」の最新結果を公表した。前年調査と比較すると、実施状況や広告効果に対する評価が複数の項目で大きく伸長しおり、radikoやSpotify、Podcastなどのプラットフォームの音声広告が普及しつつある状況がうかがえた。
実施率は13.2ポイント増、6割超が「経験あり」に
デジタルオーディオ広告について「現在実施中」または「過去に実施経験がある」と回答した割合は65.3%となり、前年の52.1%から13.2ポイント増加した。
「認知」への効果期待が93%に到達
想定される広告効果として最も多く挙げられたのは「認知」で、93.1%に達した。前年の76.1%から17.0ポイントの上昇となり、デジタルオーディオ広告が認知形成に寄与するメディアとしての評価を高めていることがうかがえる。また、「興味関心(84.7%)」や「ファン化(48.6%)」といった指標にも一定の期待が示された。
課題は「効果検証」、改善への期待が上昇
今後期待する点としては、「効果検証の精度向上」が58.3%となり、前年の47.9%から10.4ポイント増加した。実施や認知評価が進む一方で、成果をどのように測定・説明するかが引き続き重要なテーマとなっている。
同じく「今後期待すること」として、「広告在庫の増加」も37.5%の企業から回答が寄せられた。前年の26.8%から10.7ポイント増加した。これは、広告枠や配信先の拡充を通じて活用機会をさらに広げたいという実務者の期待感を反映している。
今回の調査結果からは、デジタルオーディオ広告が「試行段階」から「活用フェーズ」へ移行しつつある状況とともに、次の成長に向けた課題がより具体化してきた様子が浮かび上がった。調査はインターネット広告ビジネスにかかわるメディア、広告会社など会員企業を対象に2025年10月9日〜31日に実施、72件(41社)から回答を得た。


