日本コロムビアグループ(NCG)は1月20日、AIを活用した表現に取り組むクリエイターやアーティストを支援する新レーベル「NCG ENTERTAINMENT」を設立すると発表した。国内主要レコード会社におけるAI技術を活用した創作物を扱う“専門レーベル”設立として日本初の試みだとしている。
同社は、AI技術の進化で個人が企画・制作・発信を一人で完結させる表現者が増える一方、著作権や契約、収益分配、プロモーション、主要音楽配信サービスへの展開、カラオケへの導入などで従来の音楽ビジネスの枠組みに乗りきれない課題があると説明。こうした状況を踏まえ、AI時代のクリエイター・アーティストを支援する枠組みとして新レーベルを立ち上げた。
AIクリエイターの公募も開始
新レーベルは、AIアーティスト、AIシンガー開発者、仮想タレントや俳優、キャラクター制作者など、AIを活用した創作物を作るクリエイターを対象に、所属アーティストの一般公募を開始する。選考を経て契約を締結したクリエイターには、制作から配信、プロモーション、バックオフィス支援までを含む包括的なサポートを提供するとしている。
同社は、長年にわたり音楽産業を支えてきた経験をもとに、AIによるエンターテインメントの価値を日本から世界に拡大することを目的に「NCG ENTERTAINMENT」を立ち上げたと説明。人とAIが共に表現を紡ぐ時代のエンターテインメント文化を日本から世界へ発信していく方針を掲げる。
日本コロムビアグループは、美空ひばりや島倉千代子らを輩出し、現在は氷川きよし・玉置浩二・徳永英明などが所属する老舗レコード会社の日本コロムビアの関連会社。AIを核とした次世代型クリエイティブプロデュースカンパニーとして、AIを活用したIP創出、クリエイターエコシステム構築、AX推進などを掲げる。

